出来る男の悲しい習慣。

多くの人は惰性で生きている。惰性で生きるというのは、決定を下さないということだ。

例えば「何が食べたい?」と聞かれた時に、「何でもいい」と答えることなどがそうだ。その時の気分や身体の感覚とリンクし、過去のデータと照らし合わせて最もニーズにマッチする食べ物を選ぶ。たったそれだけのことを、人は放棄する。確かに出したリクエストは様々な理由(「面倒くさい」「カロリーが高い」「聞いてはみたけど実は既に食べたいものが決まっている」など)で一蹴されることになるのだが、クリエイターにヘソを曲げられるリスクと比べれば、大したことではないはずだ。

決定を下さない背景には、いろいろな理由がある。責任を負いたくない人もいれば、そもそも「決定を下す」という発想を持たない人もいるだろう。

特に、決定の発想を持たない人は危機感を感じた方がいい。

人は習慣の生き物である。日本人が箸なんてややこしい道具を使うのも、世界の果てのナントカ族が人を食べるのも、ネガティブな人が何かある度に「だからダメなんだ」と頭の中で連呼するのも、全てはそれが習慣だからである。

だから決定を下さない人は意図してそうしている、というよりは、『決定を下さない習慣を持っている』と言う方が言葉のニュアンスはマッチする。その習慣を打破するには、新たに『決定を下す習慣』を上書きする他ない。

そしてこの新たな習慣を上書きすることこそ、意志の力なんである。

ある日僕がいつものように彼女様からの虐待に耐えていると、不意にこの高尚な理論が思い出された。息をするように暴虐の限りを尽くす彼女様をどうにか出来ないかと考えていた僕は、馬の耳に念仏を唱える覚悟で口を開いた。

「…ということで、君は意志の力を磨いてその破壊活動に終止符を打つべきだ。」

「それ、決定する習慣が無い人は、どうやって決定を下せるようになるぞっていう決定を下すん?」

「えっ」

「無いもんを手に入れるために必要なものが無いんやから、どうにもならんよな?」

「いや、それはその…」

「もうええやん。それよりお昼何食べたい?」

「ハンバーグがいいです!」

「美味いうどん屋さんがあるねん。」

「行きましょう!」

従順の習慣は、どうすれば打破できるだろう。

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掃除の習慣ならある。

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