長く演奏し続ける曲は「変化」じゃなく「進化」させる。この違い、分かりますか?

音楽仲間のおぐまゆきさんが相変わらず
いいブログを書いているので、紹介します。

おぐまゆきさん【歌いつづけていくために】

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このブログの中でおぐまさんが語っているのが、長らくやっていく曲を
「変化」させるんじゃなくて「進化」させるということ。

これこれこの感覚、大いに賛成です。
おぐまさんはアーティスト気質でありながら
冷静な自己分析ができるという
実に稀有なミュージシャンなんですが
その中でもこの言葉っていうのは含蓄があります。

曲を変化させるのって、実は簡単なんですよ。

キーを変えたり、
代用コードを使ったり、
テンポやメロを変えたり。

そういう、形だけ別のものと交換するのって、
ちょっとギターができるようになると、
ホント簡単にできちゃう。

そういうことも大事ではあるんだけど、
ここでおぐまさんが
言ってることってちょっと違って

いや、僕が勝手にそう解釈してるから、
これもまた違うかもしれないんだけどw

最新の自分を感じ続ける

つまり「進化」というのは、

その時どうしたら一番素敵かを感じ続けること

だと思うんですわ。

ポイントは、

考え続けることではなく「感じ続けること」が大切なんだ

、ということです。

その昔作った曲を、その昔作った時のまま、
同じ感覚で演奏し続けると、これは古くなります。

だけどその都度、

自分が何を素敵だと感じるのか
自分が何を楽しいと感じるのか
自分が何を美しいと感じるのか

そういうところにフォーカスを合わせていけば、
それはあなたの現在にフォーカスを
合わせていることになるから

あなた自身が進化しないということはあり得ないから
そのあなたがどう感じているか、という基準から、

「昔はこうだったから」

なんて手抜き思考でやっちゃわない限り、
楽曲というものは、あなたと一緒に
「進化」してゆくものなのです。

そしてそれは、オリジナルの曲であろうが
カヴァーした曲であろうが、
同じことなのです。

昔聴いてた曲が、時を経て
改めて聴いてみると、全く違って聴こえる

そんなことはしょっちゅうですよね。

それってつまり、あなたが人間として
「進化」してきたんだよ、っていうこと。

楽曲を演奏する時に、この感覚を自覚して
取り組むと、結果がまるで違ってきます。

この違いが明確になればなるほど、
例え同じ曲であっても、あなたのお客が
あなたの演奏に飽きてしまう、ということは
殆どありません。

※もちろん、飽きるヤツもいるけどね。

まぁそういう訳で、ぜひ毎回の練習の度に
もうどこにも居ない「昔の自分」なんて
古いヤツのことなんか忘れて

最新の今ここにいる自分は何を感じてるのか!?

ということに注目をしながら、
考えるのではなく、感じながら

コントロールするのではなく、
観察するように

見つめてみてくださいね。

それでは、今回はこの辺で。

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