自分が元気になる言葉を使うようにすれば、勝手に練習し始めます。


20101125_02

◇「行動する人」になるために

僕らが暮らしてるこの世界は「行動する人」にはそれはそれは優しいバラ色の世界です。
そういう風にできてるんですね。

だからギター1本、ライブ1回にしても、しっかりと練習をして本番に取り組んでる人はグングン先に進んでいっちゃいます。
逆に、「これは今はまだ早いから」とか、「もうちょっと腕前が上がってから」っていう考えの人はどんどん置いていかれちゃって、気が付いたら自分だけが何も成し遂げてない絶望的な感覚に襲われてみたり・・・ふふ・・・体が震えてやがる・・・

だからギターにしてもその他の事柄にしても、「行動する人」になる一番の近道っていうのは、行動しない方が自分にとって辛いことが起こるってことを確信することです。
これ、みんな経験あるよね?

今までそうだったことが、これから先変わるってことはないんです。
これは人の世の真理だからね。


□「小さな行動」をちゃんと褒めるんだよ

「今日は15分しかギターが弾けなかった」んじゃないんです。


「今日は15分もギターを弾いたぜ!」


なんですよ。

「ギターを弾かない」っていう選択肢だってあったんだよね。
なのにちゃんとギターを持って、ポロポロやったんだよね。
それ、ちゃんと褒めなきゃ。

なんだか世の中優しくなくて、「最低でも1日1時間はやんなきゃ」とかね。
そんなの、際限ないじゃないですか。

そりゃ確かに、一流のプレイヤー達はもうそれこそ1日中やってるよ。
スティーブ・ヴァイ大先生なんか、学生に


「1日にどれくらいギターを弾きますか?」


って聞かれて、「18時間だね」とか言っちゃってるからね。
スゴイ人たちは、確かにやってる。
だけどこの話しを聞いて、


だから何?


って思えなきゃいけないんですよ。
ヴァイ先生と自分は、別の人間で別の人生を生きてるんだもんね。

ヴァイ先生の練習時間を聞いて、「それはあり得へん(笑)」っつって笑いながら、自分は1日15分の練習を褒めるんですよ。
1日15分の練習を褒められない人は、1日18時間ギターが弾けないんですよ。


□自分を元気にしてくれる言葉と付き合うんだ

「思考」というのは、頭の中の独り言だと思うかもしれないけど、実は「対話」なんですよ。
頭の中に面倒臭がりで意地悪なもう一人の自分がいて、そいつと話しをしてるんです。


自分「ギターでも弾こうかなあ」

悪い自分「やめときなよ。もうそんな時間もとれないし」

自分「だけどちょっとでもやれば違うだろうし・・・」

悪い自分「15分程度やって何が上手くなるもんか。」

自分「でも、持つだけでも違うって聞いたことあるし」

悪い自分「それで本当に上手くなるの?どれくらい?
     レベルでいうと、どれくらい上がるの?」

自分「それは分かんないけど・・・」

悪い自分「ほおら言わんこっちゃない。明日やりゃあいいんだよ。
     まとまった時間作って、頑張ればいいでしょ。
     今日のところはまあ、ポコパンでもやって寝ようぜ。」



なんて感じでしょうか。

で、この「悪い自分」は実に悪いヤツでして、こんなことも言ってきます。


自分「なんだか上手くいかないなあ」

悪い自分「そりゃあんだけ練習サボってりゃあ上手くもならんわ」

自分「だって君がやめなって言うんじゃないか」

悪い自分「俺は言っただけだろうよ。やらなかったのはお前の判断だ。」

自分「う・・・そうなんだけど・・・」

悪い自分「結局お前も怠けてたいんだろ?その程度のやつなんだよ。
     才能のあるヤツは、そもそもこんなことで悩んだりしねーんだ。
     お前にはハナっから無理な話しだったんだよ。」

自分「うう・・・」


ということでね、ギクッとした人も多かったんじゃないでしょーか。
僕自身がネガティブが服着て歩いてるようなヤツだったから、当時の自分の頭の中で繰り広げられてた対話を書き出してみた感じです。

「悪い自分」がおしゃべりを始めると、それはそれは元気が無くなります。
ヤル気も下がって覇気もなくなって、歌もギターも魅力的でなくなります。

で、この症状に処方箋。

「悪い自分」がおしゃべりを始めそうになったら、そこのもう一人キャラクターを登場させましょ。
もう分かるよね?
「良い自分」に登場してもらうの。

この「良い自分」っていうのは、あなたの中にある「優しさ」とか「勇気」とか「愛情」の権化みたいな、神様みたいなヤツです。
その神様的「良い自分」に、話しをさせるんですよ。


自分「もう今日はやめとこうかな」

良い自分「あと15分くらいできそうだよ?」

自分「だけど15分で何ができるのさ」

良い自分「15分間ギターが弾けるよ」

自分「それでどうなるのさ」

良い自分「だから、ギターが弾けるんだって。」

自分「・・・」

良い自分「ギターって楽しいじゃん。15分でも弾けたら、
     ラッキーじゃん。」

自分「そうだけど・・・」

良い自分「今15分ギターを弾かない自分を、明日どう
     思うだろうね?」

自分「腹が立つと思う」

良い自分「それって、楽しい?元気になる?」

自分「ならない」

良い自分「じゃあ、弾いた方が気持ちいいじゃん」

自分「・・・本当だ」

良い自分「そもそも、ギターって楽しいからね。15分でも15秒でも、
     楽しかったじゃん。」

自分「それで楽しくなかったら?」

良い自分「それはその時考えようよ。やってみないと分からないこと
     なんだから。」



まあまあ、永遠で続けられるんでこの辺でやめときましょう。

どうですかね?
どっちの自分に話し掛けられる方が、元気になりますか?

僕なら断然、「良い自分」と付き合いたいし、言うことを聞いてたいです。
それは僕が、「良い自分」の声に従った方が、僕自身が元気で楽しく生きていられることを知ってるからです。
「知ってる」じゃ弱いなあ。
「確信してる」ってことです。


◇「良い」も「悪い」も自作自演

ここで種明かし。
実は「良い自分」も「悪い自分」も、同じヤツなんです。

だから「悪い自分」がおしゃべりをしてる時は、「良い自分」は出てきません。
「良い自分」がおしゃべりをしていると、「悪い自分」は出てこないんです。

結局人は自作自演、自分で自分に声を掛けていて、その声に振り回されて生きてるんですわ。

それなら、気持ちいい方がいい。
それなら、元気になれる方がいい。

だったら、意識して、最初は無理やりだけど、「良い自分」を登場させて、自分を元気にしてあげた方がよくねえ?っていうこと。

まあ、それがポンと出来る人とできない人がいるからね、できない人は、だからって自分を責めちゃダメだよ。
それこそ、「悪い自分」のおしゃべりだからね。

こういうことなんだ、ってことが、分かっていればいいんです。
そのうち「悪い自分」や「良い自分」っていうものを感じて、ヤツらの言葉で自分の気分や元気が動いてるんだってことが実感できたら、その時にすごい勢いでこの話しが腑に落ちてくるからね。


◇まとめ

なんか途中から別の方向に行っちゃったんで、戻ってくるよ。

「ギターでも弾こうかな、でも面倒臭いなあ」

なんて状態になったら、目を閉じて想像してみてください。
今日の15分を弾いて、「ほんの僅かな時間でも俺ァやるんだよ」っていう自身を胸に抱いてる自分自身。

・・・なんか、誇らしくないですか?

そしたら、やるんです。
その誇らしさは、今目の前にあるたったの15分間で手に入るんです。
ポコパンやってる場合じゃないんですよ(笑)。

そうやって、「どうしたら自分はもっと元気になれるのか」っていうことをね、判断の根っこに置いとくんです。
そしたら、「行動しない」ことよりいも、「行動する」ことの方が、ずっと楽で楽しいってこうことに気付けますからね。

ではでは、今回はこの辺で失礼します。

こんな記事もあります。
僕が別のブログで書いてる記事です。
興味のある方はぜひどうぞ。

>>>【「行動できない人」が「行動する人」になるための5ステップ】


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