アコギ弾き語りアレンジは「トーンの豊かさ」と「音を止めるタイミング」が命。


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アコースティックギターは、いかに小さな音で演奏できるか、という勝負がある楽器です。

例えばちょっとソロを入れてみようと思ったら、それって多分弦が6本同時に鳴ってることって少ないんですよ。
っていうことは、音圧が低いってことだよね。

なのに歌のサビなんかで思いっきりかき鳴らしてたら、そことのヴォリュームバランスでせっかくのソロが目立たなくなっちゃう。
そのアンバランスが楽しいアレンジっていうのは確かにあるけど、それ一辺倒じゃあ飽きられちゃうもんね。

じゃあどういうところで差を付けるのかっていうと、個人的に気をつけてるのは「トーンの豊かさ」と「音を止めるタイミング」です。
いいギターならいいギターほど、丁寧に弦にアプローチをかけた時の鳴りの良さっていうのが、素敵なんです。
その鳴りの良さを「トーンの豊かさ」って呼んでるんだけど、まあつまり簡単に言うと

「ああ、いい音だなあ」

ってしみじみ堪能しながらギターを弾こうね、っていうことです。

それから、「音を止めるタイミング」。
どの楽器もそうなんだけど、鳴らした音をどれくらいで止めるか、っていうことがすごく大事。
ギターと歌が完全に同時に止まってますか?
そこまで、細部まで意識できてますか?
みたいな。

「トーンの豊かさ」は意識できてるけど、「音を止めるタイミング」を気にしてない人がほとんどです。
特に歌を歌う人は、自分が音楽を聴くときも周りの楽器を聴いてなかったりすることが多いから、この辺りに無頓着な方が多い、という印象があります。

ってことは、ここを意識するだけで周りの弾き語り仲間からは一歩抜きん出るってことです。
やったぜ。

ということで、ちょっと気にしてみたらもの凄く奥の深い項目2点ご紹介しました。
ぜひ体感してみてくださいまし。

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少ない音数でお客をノせる演奏を追求する時、人は幸せになれる(は?)。

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