俺の自慢のキラーチューン。「乾いた雨」

長いこと音楽をやってると、小さい規模ながらもこの曲を演奏しておけば大丈夫というキラーチューンなんてものが生まれる。
僕のそれは、10年前に書いた三拍子の曲である。

酷くサラリと書き上げたような気がするこの曲は、ある人に聴かせると四畳半フォークのようだと言われ、ある人に聴かせるとロックだからバンドを付けてまた聴かせてくれと言う。
そのどちらも音楽に携わるプロの方である。
だからこの曲は、僕の中ではジャンルレスというか、強いて言うなら”ジャンル/山本優作”という位置付けである。

正直言って、今だに上手く歌えない。
上手く歌えない方がいいのかもしれないなどと思ってはいるが、それは上手く歌えるだけの技量を身に付けてから言った方がカッコいいと思うのでまだ言わないことにしている。

誰かにカヴァーしてもらったり、ファンの方からもこの曲のリクエストを頂いたり、制作当時からの経年を経て、既に僕の手元から遥か遠くに旅立っていってしまった子供のような曲である。

『乾いた雨』

下手だけど、いいなぁ。
やはり室内の演奏を撮影するのとライブの映像とでは、迫ってくるものが違う。
これからは、ライブの映像しかアップしないようにしよう。

短い曲です。
お楽しみあれ。

乾いた雨 曲/詞 山本優作