わが愛しのAm P.29:知ってるけど知らない子(2018/08/17)

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ヤツらは二階から降りてくる

園舎を入ると正面に職員室がある。その職員室の手前を左手に折れてドンつきまで行くと、左手に見えるのがさくら組の教室だ。さくら組さんだった僕は毎日その廊下を走ってグラウンドに飛び出していった。右手に謎の切り傷ができたのも、その廊下だ。

そのさくら組の教室の手前に、二階に行く階段がある。上がるともも組さんの教室があるらしいのだが、僕はその階段を上ったことがない。興味本位で少し登ってみると先生が「ゆうさくくんはさくら組さんですよー」と声を掛けてきたし、当時の僕は既に自分の好奇心より人の言葉を重視するようになっていたから、だから本当に二階を見た覚えがないんである。

とはいえ、二階にはもも組さんの教室があって、そこに通う園児達がいるのだから、自由時間になると大勢のちびっ子達がその階段をどかどかと跳ねるように降りてくる。グラウンドで見かけても気にならない顔が、園舎の中では異質な他人に見えたものだった。顔はよく知っているはずなのに、それ以外のことは全く知らないという、表現しがたい距離感である。なんだか、居心地悪かったなあ。
 
 

割と人の顔色うかがってたから、こういう爽やかな感じの友人関係ってなかった気がする。


 
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