不変の真理は変化の真理。

上手く人生の追い風に乗ると、恐ろしいほどスピーディーに周囲の環境が変わることがある。当然新しい環境というのはこれから開拓してゆくべき荒野であるから、困難は付き物だ。しかし、人は人生の中で様々な環境の変化に耐え、それに伴う困難を乗り越えてきているのだ(最も大きな困難を伴う変化は「誕生」次いで困難を伴う変化は「結婚」である)。なんだかんだで時間は止まらない。どのような困難も、そのうちなんとかなるのである。

よく不安に身体を振るわせ、怖れおののくことがある(「彼女様が今から行くと宣言した時」「彼女様がノンアポで突撃してくるかもしれないと想像した時」など)。人が不安になるのは、その先で何が起こるのかが想像できないからだ。故に極端に不安を怖れる人は現在の自分の環境に執着し、安定を得ようとする。

しかし、安定などというものはこの世には存在しない。大手企業に就職したからといって、リストラに合わない、その起業が潰れないという保証は、どこにもない。安定に執着し、同じ仕事を繰り返すような働き方をしている人が、リストラ対象者選出大会において常に新しいことに挑戦し成長を目指す人に勝利することはまずあり得ない。安定を目指すことが、実は最も安定を欠く行為であることに、人は中々気付けないんである。

人の本質は変化にある。個々が変化するのだから、社会も当然変化する。その中で人が安定することができるのは、変化を受け入れた時だけである。少年はいつしか青年となり、女と出会って奴隷となるのだ。いつまでも少年の心を失わないでいることはできかもしれないが、身体は確実におっさんへの一途を辿り、「あなたが居ないと生きていけない」と宣言した女からは生命保険への加入を勧められる。

明(あき)らめることが重要だ。あきらめる、とは、明らかにして見つめる、という意味である。鉄は錆び、野菜は腐り、女は太る。そういう風に出来ているのだ。それを、「変化が怖い」「変化したくない」と駄々をこねるのは、サッカーの試合で手が使えないからイヤだと文句を言うようなものだ。今世はサッカーの人生なのだから、そこは明らめて足を使うことに一生懸命になればいいのだ。

とは言ったものの、人の変化とは粛々として、目に見える大きな変化などは滅多に起こるものではない。職場が変わる、役職が変わる、住まいが変わる、家族の構成が変わる・・・そういった大きな変化は、やはり節目節目でやってくるものだ。節目と節目の間の変化は、見落とし勝ちだ。

それでも、髪は伸び垢はこぼれ屁をこくのが人間である。昨日のあなたはもういない。明日のあなたはまだいない。僕たちには、今この瞬間しか存在しない。歌うたいは同じ曲を何度もうたう。しかし、『同じ歌は一度として歌っていないのだ』。場により体調により人により、必ず何かが違っている。それを楽しむのが、ライブを楽しむということだ。

先日彼女様が転職を決めた。転職が頭に浮かんでからの行動があまりに早く、不可解なことに周囲から引く手数多であったのだ(ヤツを野放しにしてはいけないという人類共通の危機管理能力が発動したのかもしれない)。そんな追い風の中でも環境が変化することに若干の不安を抱えているようであったので、僕は上述の話しを威厳をたっぷりと纏って説いた。

僕「だから、安定なんかないんだよ。変化が人の本質なんだ。」

彼女様「分かった、じゃあ、お前がもっと儲けて私が綾野剛を愛人にできるくらいリッチに変化したらええんやな。」

僕「他人を変化させることはできないよ。いつだって変化は自分に起こすものさ。ところで綾野剛を君の愛人にすることができたら、僕は綾瀬はるかを愛人にしてもいいのかい?」

彼女様「ふざけんなお前鈍器でメッタ刺しにするぞ。」

僕「鈍器は刺すものじゃありません。いやしかしそれじゃフェアじゃない。君が美男子とイチャイチャするのなら、僕も美女をウハウハしたい。」

彼女様「別にそんなことせーへん」

僕「じゃあ何をするって言うんだい。」

彼女様「向井理くんを呼び出させて狭い部屋に2人を押し込んで催淫ガス的なものを流し込んでそれを各所に配置したカメラでじーーーーーっとこう」

僕「はいはいバルスバルス」

人を変化させることは、どうして出来ないのだろう。

鍼2001

「変化」で検索を掛けたらこんな画像がヒットした。この時代の変化には、タヴィンチも苦笑いを禁じ得まい。

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→「らしくないwww」
→「全然フィットしてないwww」
→「全身ムズ痒いwwwww」

と、面白おかしい声が続々と届いています。


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