「○○力」ブームに対する弱者の警鐘

「○○力」という言葉が流行っている。
書店に行けば様々な「○○力」に関する書籍が並んでおり、「多動力」「没頭力」「決断力」「判断力」「洞察力」「文章力」「人脈力」「竹内力」「雑談力」「英語力」など、枚挙に暇がない。

まもなく人間の持つ力について語り尽くされるのではないかと思っていたら、今度は「諦める力」「聞く力」「鈍感力」など、感覚的に「力」という言葉に結び付きにくい言葉までもが、無遠慮に「力」を与えられているではないか。
まるで世紀末、力こそ正義と言わんばかりの「○○力」ブームである。

このままでは日本は力によって支配されてしまう。
家の外と職場以外でも力のある者に支配される日は近い。
弱者(主に男性であろう)代表として、「○○力」はびこる現代の風潮に警鐘を鳴らしたい。

寄り集まり、声を重ね、さらなる力を得ようとする強者達に立ち向かうのだ。
まず手始めに、「弱者力」という本を書くところから始めようと思う。

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