頭の中が整理されるだけで「迷い」は消える

気楽にお互いを応援し合い、支え合い、引っ張り合う。そういうことができる″ゆるやかな″コミュニティを運営したいという野望があります。

具体的なイメージは定まっていません。かといって行動を起こさないでもいられません。

そのために僕は、昨年の10月から半年間に渡って僕が学んでいた『お金のブロック解除セラピスト養成講座』(主催:川口久実子先生)の仲間たちに声を掛けました。

そしてさる6/2(日)、僕が勤める有限会社ジャコの社屋1階のフリースペース「イチエフ」にて、同講座のOB生による「練習会」を開催しました。

以下はその会の概要と、主催である僕の主観モリモリのご報告です。

お互いのリクエストをひたすら叶え合う練習会

この練習会では、まず初めに参加者がお互いにリクエストを出し合います。「こんなことをしてほしい」「こういうことに付き合ってほしい」などです。

そして、どうすればそのリクエストが叶うかを吟味。最終的に誰が、どんな方法で取り組むのかを、相談しながらマッチングします。参加者全員のマッチングが終わったら、あとは微調整をしながら会を進めるだけです。

どうです、とてもシンプルでしょう?

この日のスケジュール

この日僕たちが向き合ったリクエストは、以下の通りでした。

  1. 頭の中を整理をしたい
  2. パートナーとの関係を見直したい
  3. 遊び人的に生きたい自分と、安定と安心を優先して生きたい自分の対立を解消したい

実は他にもリクエストはあったのですが、時間の関係で今回は未着手でした。どのリクエストにどんな順番で取り組むか、最初にしっかりと話し合ったので、そこについては全員の同意があったことが、会の運営者として嬉しい限りです。

取り組みの振り返り・・・ゆきえさんの場合

リクエスト内容:頭の中の整理をしたい

リクエストした人:ゆきえさん

サポートした人:ゆうさく、ちはる、マイマイ、なおみん

ゆきえさんはここ半年をかけて、ずっと嫌なことに我慢して取り組み続けていた自分の心と深く向き合ってきました。「やりたくないのに、やめられない。」涙を流しながらそんな思いを語っていたゆきえさんのことを、講座の少し離れた席でよく見つめていたものです。

彼女は日々しゅくしゅくと自分と向き合い続けた結果、ついに「自分の人生を自分で選択するのだ!」という境地に至りました。特に先述したくみくみさん(川口久美子先生)のリトリートイベントへの参加が大きな契機となったそうです。

本人が「巨大な闇が外れたの」と表現する通り、んもう明らかにキラッキラになっちゃいました。半年前とまったく別人です。

そんなゆきえさんのリクエストは、「頭の中を整理したい」でした。自分の人生を自分で選択する。そのために、「今自分の身の回りにどんな選択肢があるのか」「今自分はどんな選択をしているのか」、そういうことを理解するというのは、実にいいアイデアです。

そして、情報整理は僕の大好物でもあります。会の運営者は自粛することなく、「僕がやります!」と口角泡を飛ばし、ビシッと右手を挙げたのでした。

出して、整えて、俯瞰する

僕たちはまず、「プロジェクト」「タスク」「願い」「気がかり」という4つの箱を作り、そこにゆきえさんが考えていることを付箋に書き出して、ぽいぽいと放り込んでいきました。

この時の僕の仕事は、ゆきえさんの思考のフタを開く手伝いをすることです。聞き返しをしたり、ゆきえさんにも上手く説明できないキーワードを「こういう意味かなあ?」などと一緒に深掘りをしたりしながら、一緒に脳内の情報を吐き出していきます。

一通り頭の中身が出尽くしたと感じたら、今度は「プロジェクト」と「タスク」の関係性を整えたり、「願い」と「気がかり」のキーワードを吟味していきます。面白いもので、じっくりと話しを聞かせてもらった後でデスクの上に広がった付箋を俯瞰すると、ゆきえさんの現在の脳内ストーリーが見事に見えてくるものです。

「自立プロジェクト」の発見

最終的に見えてきたのは、現在のゆきえさんの最大の上位プロジェクトは「自立」であったということ。そして「自立」の達成に向けて、「お金の整理」や「主体性の育成」など、複数の下位プロジェクトが動き出していたということでした。

対して、今まで「やりたくないけど、やめられない」と悶えていたライスワーク的仕事のタスクは、無意識のうちに減らしていたことも発見。この点についてふたりで話しを詰めたところ、「やりたくない仕事を減らす」というプロジェクトを新たに立ち上げることが定まりました。

「やることが決まったら、あとは自分でできるから」

とあっけらかんと言い放ったゆきえさんが眩しく見えたことを、今でもよく覚えています。

整理と俯瞰が自覚と納得を生むのだァ

これはゆきえさんの言葉なのですが、「選択肢が多過ぎて何をすればいいか分からなくなる」というのは、やはり今の時代が僕たちに突きつけてくる課題のひとつのように思われます。

そんな中で「自分の頭の中を整理する」という一見何の生産性もなく見える行為が、「だからこれを選ぶ」という選択の基準を明確にしてくれるのです。

特にゆきえさんのように「これがしたい!」が明確な人ほど、その効果は絶大です。自覚と納得が迷いというムダを削ぎ落とし、次の行動へのタイムラグを大いに減らしてくれるのですから。

そんなことで、こんな感じで、なんかやっぱりたくさん書きたくなっちゃったので、引き続き練習会の振り返り記事を続けていきます。よろしくね。

あと、文中に出てきたくみくみさんのブログはコチラ。スピリチュアルな話題が好きな方はぜひ。