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大魔王とアメリカザリガニ

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人にはルールが付いて回る。
ルールとはつまり、「許されないこと」だ。
もっと平たく言うと、「その人の前でこれをすると怒られること/悲しませること」である。
 
よく共通ルールの引き合いとして出されるのは、「浮気はしちゃダメ」や「不倫はしちゃダメ」(実は何が違うのかよく知らない)である。
わざわざ言葉にすると、「話しを聞かない」ことや「口汚くののしらない」「暴力を振るわない」ことも、ルールと呼べるだろう。
 
 
 
ルールには「共通ルール」と「独自ルール」がある。
「地域限定ルール」や「年代限定ルール」などもあるが、そういうややこしいものは今回は無視する。

重要なのは、「人間誰しも人にルールを強いているし、強いられている」ということ。
そして、「ルールの重要度は人によって異なる」ということだ。

だからルールの少ない人や、多くの共通のルールを持つ人、多少のルール違反をしても「いいよそれくらい」と許してくれるような人が、一緒に居て心地の良い人といえる。
逆に、ルールの多い人や、ルールがかみ合わない人、各ルールの重要度が高い人とは、付き合うのが難しいということになるだろう。
 
 
 
人と人の関係とは、ルールとルールの関係であるとも言い換えられる。
人の変化とはつまりルールの変化であって、個々別々にルールが変化していくから、結果として人同士の関係もどんどん変わっていくのだ。

本来はゆるやかな変化で進む人との関係であるが、それが一気に大きく変化するライフイベントがある。
そう、「結婚」だ。

僕自身も、結婚の前後で妻との関係が大きく変わった者の1人である。
結婚前までは「大名と平民」程度だった妻との関係は、結婚と同時に「大魔王とアメリカザリガニ」の関係に改変されたのだ。
強いられるルールは増え、こちらのルールは限りなく通らない。
せいぜい水草に映えている藻を静かに食むので精一杯である。

仮に僕がどこかの美少女と恋に落ちれば、妻は烈火の如く怒り狂い、暗雲を呼び大地を割って吹き上がる溶岩をバックに多額の慰謝料を請求するだろう。
だが逆に妻がどこかのイケメンと恋に落ちたなら、いかに僕が共同生活を営むに不適格な人材であるかを前世まで遡って調査、しかるべき機関に提示した後に「慰謝料を請求しないことが私の最後の愛である」と言い張るだろう(その前に僕の名義でローンを組み、マンション等を購入する可能性はある)。
 
 
 
だが、悲観してはいけない。
あくまでルールとは、主観でしかない。
ルールの変化には原則がある。
それは、

「ルールの変化とは、ルールが減ること」

というものだ。
よく「あいつも丸くなってさぁ」と表現される、アレである。
 
 
 
人は18才ごろまでに沢山のルールを作り上げる。
誰かに依存しなければ生きていけない間は、依存相手のルールを大きく強いられることになる。
そのことが、人のルール構成に大きな影響を与えるのだ。

ルールが多いと人は「尖る」。
死ぬほど付き合いづらくなるのだけど、「尖ってる人同士」は似たようなルールで尖ってるのだから、割と一緒に居られる。
それがある程度の年齢を過ぎると、「もういいじゃん」ということで、徐々にルールの弱体化や撤廃が始まるのだ。
 
 
 
だから僕は信じている。
いつか妻との関係が、「大魔王と村人」ほどのレベルに改善することを。

だがその前に、大切なことがある。
妻が料理を作って遊びに行った時には、「妻が作ってくれた料理を食べなければならない」というルールが発生するのだが、そのことに気付くよりも先に、妻というルールブックの不在に自由を感じて浮かれた僕は、棚の上に隠されていたチキンラーメンをつい食べてしまったのだ。

もちろん妻の料理も頂くが、それよりも手料理があるにも関わらずチキンラーメンを食べた罪で、僕はきっと処されるだろう。

世のお母様方、奥さま方には、どうか知ってほしい。
手料理がおいしくないのではない。
かけてくださったお手間を踏みにじらんとする悪意など、あるわけがない。

あなたが自由だと、僕らも自由になる、それだけなのだ。

だから、あなたの統治する世界の片隅にある小さな村の水田の用水路で藻を食んでいるアメリカザリガニは、だからあなたに反旗を翻そうだなんて大それたことは考えていないから、だから、ゆるしてくださいお願いします。


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