プロの遊び人に、俺はなる。

プロの遊び人を目指すことにした。
先日の過食からの嘔吐というイベントが良い意味で精神的な区切りとなり、その後1日に最低1回は自分会議をするようにしている。
自分会議といっても、やっていることはコンサルティングに近い。
僕がお気に入りの紳士なノートに向かい、お気に入りのぺんてる筆tuchiサインペンで質問を投げかけると、コンサルタントのマルさんが上手く答えてくれたり、僕から回答を引き出してくれるという、実にアヤシゲなスタイルである。

(ちなみに、コンサルタントの名前が「マルさん」なのは、紙に質問や回答を書き出していくときに、質問者としての僕の言葉の頭には「ー」、回答者としての発言の頭に「○」の記号を書いているから、というだけのことである。)

マルさんとのやりとりの中では、色々な視点から今の自分の考え方や生き方を眺めることになる。
あるときふと「遊び」や「仕事」、「生活」など、今まで自分の中で同じレベルのものだと思っていたものごとをじっくり眺めていたら、実は「遊び」のレイヤーが一番高くて、「仕事」のレイヤーが一番低いということに気付いた。

「仕事」は「遊び」の一部なのだ。
目的を持ち、ゴールをイメージし、達成のために必要なスキルやツール、仲間を獲得しながら一歩ずつ進めていく、リアルRPGである。
道に迷ったときは誰かにヒントを聞きに行き、倒せないボスが現れたときはレベルを上げたり、有効な武器を探しにいったり、すごくやりがいのあるゲームである。

◆◆◆

楽しいゲームにあって、つまらないワークにないもの。
それは「余裕」である。

ゲームの主人公がどうなろうと、プレイヤーが何か具体的な被害を受けることはない。
その、主人公とプレイヤーが別人である、ということが分かっているから、ゲームには余裕がある。
その余裕の中で、人はゲームを楽しむんである。

だから、例えば商品と自分とを同一化していると、商品の営業をして断られたとき、自分自身が否定されたような気持ちになってしまう。
”本当は客はただ単に商品が要らなかっただけ”だったとしても、である。
これ、出来ている人にとっては
 
 
「は?何言ってんの?当たり前じゃん」
 
 
なんて言って鼻で笑っちゃうくらい当たり前のことなのだけど、僕のような繊細で感受性豊で真面目な好青年には、にわかには受け入れがたい発想だったりする。
 
 
「商品が売れないのは自分の能力がないせいだ。売れない理由を商品のせいにするなんてけしからん!」
 
 
だなんて思っちゃリするのである。
だから、商品が売れないと「自分を責める」という具体的な被害を自分で作り出す。
具体的な被害のあるゲームには余裕がないから、楽しむことなんかとてもできない。
その結果、能力が発揮できず、仕事が辛くなり、過食と嘔吐を繰り返す蒸し暑い夜を迎えることになる。

◆◆◆

では、余裕を作るにはどうしたらいいか。
マルさんは、
 
 
「優作は人から嫌われることにすごく過敏だから、とりあえず今嫌われたくなくてオドオド接してる人たちから嫌われたときのことを全部シュミレーションしちゃいな」
 
 
と教えてくれた。
で、やってみた。

そしたら、嫌われても全然大丈夫だったのだ。

たとえば仕事のボスに嫌われて、会社をクビになったとしたら、関西に帰ってしまえばいい。
貯金は妻がしてくれているし、大阪の妻の実家には空き部屋がたくさんあるから、入り婿よろしくお世話になることだってできる。
そこで次の生活を送る準備を整えればいいし、何なら住み着いてしまってもええじゃないか。

万が一そこで妻の家族に嫌われたら、和歌山の僕の実家に帰ってしまえばいい。
実家の家族には徹底的に愛されている自信があるから(笑)、それ以降は嫌われシュミレーションの対象外である。

・・・とまあそんな感じで、僕の長年の悩みは見事に2ステップで解決し、そこには今までなかった余裕が、ふわあっとお花畑のように登場したのである。

◆◆◆

とはいえ、30年間培ってきた生き方だから、一瞬で切り替えるということはさすがに難しい。
ツーといえばカー的に、ギャーと言われればヒー的な思考回路が、わが脳内にバッチリ構築されちゃっていいるからである。
だからまずは、オートマチックになっている僕の反応を、マニュアルに切り替えるところから意識していくことにする。
それもまた、余裕がなければできないことである。
余裕ができたときにこそ、取り組むべき課題であろう。

ともあれ大丈夫なのだから、大丈夫なのだ。
大丈夫だという余裕の中で、楽しさを感じたり、安心を感じたりしながら、伝説の武器やら愉快な仲間やらを見つけて増やしていくのだ。

マルさんはこうも言っていた。
 
 
「不安と恐怖で、人は馬鹿になっちゃうんだな。
あれってめっちゃメモリ食うから、動きもガックガクになるし、時々フリーズしちゃうし、度が過ぎると壊れちゃうし。

だから、すっごい結果を残し続けてる人って、すっごい余裕があって、その中で安心と楽しいを感じてる人な訳よ。
余裕があればあるほど、機械は本来のスペックが発揮できるのよ。

動きがガックガクのスマホに新しいアプリなんか、入らないよね。
無理矢理入れたら壊れちゃうよね。

だから、まずはデフラグとかクリーンアップをして、普通に普通の動作をするようにするんだよ。
そしたらそれだけで、単純に使い勝手よくなるから。
それを、自分らしく働くっていうの。
その程度のことで言っちゃっていいのよ。
ほしいアプリを入れるのは、その後がいいよね。

大丈夫だよ、すぐそうなるから。
だからさ、まずはプロの遊び人を目指すといいんだよ。
遊んでいいんだよ。
遊んだ方がいいんだよ。
だって、遊ばないように働いてきて、今そんな動作ガックガクになっちゃってんだからwww」

 
 
・・・うちのコンサルタントは終始こんな感じなんである。
「www」とか付けちゃうんである。

そんな訳で、プロの遊び人を目指すことになりました。
これからもよろしくお願いします。
ぱふぱふ。

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