わが愛しのAm P.63:テニスはゲス顔で嗜むもの(2018/10/23)

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意外と楽しかったのです

渋々でもやり始めてみたら楽しくなっちゃった、ということは色々ある。僕の中では、中学校に入って始めたテニスがそうだった。

僕の通った中学校にはテニス部しかなかった。それも今盛り上がっている硬式テニスではなく、実にマイナーな軟式テニスである。まあ父が大学まで軟式テニスをしていたものだから、僕にとってテニスと言えば軟式だったので、そこはかなりどうでもよかったのだけど。

もちろん最初のうちは素振りやら球拾いやらでつまらない。でもそのうち狙ったところにボールが飛ぶようになってきたり、試合で勝ったりできるようになってきて、だんだんと楽しくなってきたのだった。

セコくて効果的。2つの秘儀

特にテニスの楽しさレベルが跳ね上がったのは、中学2年生の冬のころである。世の中は当時連載が始まったばかりの「テニスの王子様」ブーム真っ只中。どいつもこいつも半笑いしながらスネイクの練習をしていた頃に、父から2つの秘儀を伝授されたのがきっかけだった。

ひとつ目の秘儀は、3種類のファーストサーブである。通常は「まっすぐ」か「カーブ」くらいの球種しかないところに「スライダー」を加え、これらを意図的に打ち分ける、ということを学んだ。

ふたつ目の秘儀はラリー中の技術だ。通常何も考えずにボールを打とうとすると、体の向きに対してボールが飛んでいく方向はいつも一定になるものである。それを意図して、体の向きとボールを飛ばす方向をズラすのだ。

特に効果が感じられたのは2つ目の秘儀である。テニスの選手はボールだけを見ているわけではない。さまざまな条件を総合的に見て、直感的に処理しつつ次の動きを決めているのだ。

直感というのは「膨大な反復練習の結果身についた複雑な反射行動」だ。だからその条件のひとつを狂わせると、面白いように点が入る。僕のボールは決して鋭くはなかったが、対戦相手が勝手にボールと違う方向に行こうとするのだから、当然である。よく練習を積んだ選手ほど、その傾向が強かったことも、興味深かった。

なんて言えばちょっとカッコいいけれど、要は小技である。こういった技術を駆使して地区大会から県大会に駒を進めることはできたけれど、あまりに実力差があると、こんな小技はなんの意味もなくなるものだ。しかしおかげさまで、テニスは僕にとって、実に楽しい遊びとなったのだった。

ゲス顔で笑うおじさんの画像


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