「トイレ掃除で開運」を、できるだけ論理的に解説してみた

ゆうさく
ゆうさく
朝起きたらケツにイボぢめいた何かができてて生きるのがつらい。

よろこび開運掃除というプロジェクトに関わっている。掃除屋稼業20年以上、プロ中のプロのいしはらとしひろさんが、ただ掃除を空間の汚れの除去だけではなく、運気を上げ開運に繋げるというコンセプトで立ち上げた事業だ。詳しくはこちらの記事をご参照ください。

【よろこび開運掃除PJ】空間を明るく軽く整える押し掛け神主
いしはらとしひろさんは、僕が音楽にいそしんでいた頃に出会った先輩だ。奥様の風来なおさんと『相模の風theめをと』というユニットを組み、東京、...

そのいしはらさんが、先日こんな記事を上げていた。

●開運にはやはりトイレ掃除か?〜理由を検証してみました〜

巷でなんとなく語られ、なんとなく受け入れられている「運気をよくするためにはトイレ掃除がええんでっせ論」に対し、根拠が示されていないではないか根拠がよう、おうおう。といしはらさんがクレームを立て、誰からも頼まれていないのに、誰しもが納得できる理屈を明かにしようと巷説に切り込んだ記事である。

いしはらさんが根拠として提示しているのは、「キレイなおトイレは、そこに訪れた人をいい気分にさせる」「人が嫌がるトイレ掃除に率先して取り組む人は人間ができてくるので、運が巡ってこないわけがない」の二点である。

この記事を読んでいたら、僭越ながら、こんな記事も読みたいわぁという欲求がムラムラとわき上がってきた。なので特に頼まれてもいないし、そんなことをしようという約束もしていないのだけど、一方的にいしはらさんのブログとコラボするような形で、記事を書いていく。まことしやかに語られる巷説に切り込んだ記事に切り込む記事である。対対空ミサイルミサイル的記事である。

なお、「対対空ミサイルミサイル」の一文が書けただけで、僕が読みたかった記事の8割は読めたと言っていい。以下の文章は残る2割の情熱が燃え尽きる瞬間のきらめきである。予めご承知おきいただきたい。

あなたのトイレがきれいだと、あなたのトイレを使う人がいい気分になる

「運」の意味をネットで調べると

1.人の身の上にめぐりくる幸・不幸を支配する、人間の意志を超越したはたらき。天命。運命。
2.よいめぐりあわせ。幸運。

と出てくる。「1」の方はなんだか手に負えない感じがあるので、今回はスルーする。では「2」の、よいめぐりあわあせ、についてはどうか。こちらは、いしはらさんのひとつめの主張である「キレイなおトイレは、そこに訪れた人をいい気分にさせる」とつながる気がする。

ちょっと考えれば分かるけれど、世の中に流れているいい話やチャンスの類は、ほぼ確実に人を介してやってくる。具体的なビジネスのチャンスなどでなくとも、例えば「妻の機嫌がいい」だけで世の男性諸氏がどれほど心静かな夜を過ごすことができるのかは想像に難くない。

あなたが掃除したトイレを使うような人は、高い確率で家族や友人のような身近な人々、あるいは、お客さまのような取引関係のある人々のはずだ。つまり、あなたに対して高い影響力を持つ人々だ。

トイレの汚れはモノがモノなので、ほんの少しの汚れでも強い不快感に結びつきやすい。あなたのトイレに汚れがない、どころか、なんとも言えない清涼感に満ちているともなれば、ある意味不快感を覚悟してトイレに入った人々は、いい意味で期待を激しく裏切られることになる。

その期待と現実のいいギャップが、トイレを利用した人を「いい気分」にさせる。あなたは自分がいい気分の時、その気分をクリエイトしてくれた人に、どう接するだろうか。普通にいい感じに接したり、自分が持っているいい話しをシェアしたりしたくなるのではないだろうか。

だからトイレを掃除するというのは、あたながあなたの身近な人々のいい気分を間接的に作り上げてあげられる、サプライズプレゼント的行為なのだ。

本気でトイレ掃除をしていると、面倒くさいことに立ち向かい、何事にも感謝できる超素敵な人になってしまう

問題はこちらだ。「人が嫌がるトイレ掃除に率先して取り組む人は人間ができてくるので、運が巡ってこないわけがない」というのは、僕の感覚だとまだ少々抽象度が高い。人間ができていると、どうして運が巡ってくるのか。ぜひ知りたい。

考えてみる。まず、人が嫌がることとは何か。家事の領域のモノゴトで想像してみると、単純に「汚いこと」、そして「面倒くさいこと」ではないか。トイレは汚いし、掃除は面倒くさい。だから嫌だ。なるほど、分かりやすい。

ではその嫌なトイレ掃除に取り組み続けると何が起こるのか。わが家のトイレ掃除は諸事情(山本家は女王政権である、トイレを汚すのは多くの場合僕である、僕は奴隷である、など)により、僕の担当業務である。4年間の結婚生活の中でせっせとトイレ掃除を続けてきた結果、まず「面倒くさいことに取り組むスキル」が上がったと感じている。

ちょっと大袈裟な話しになるけれど、人との関係や仕事への取り組みなど、人生の中で大切なものは漏れなく面倒くさい。そこにきてトイレを日常的に掃除し続けるという行為は、面倒くさいものに取り組むトレーニングになる。気が乗らない時でもやり始めるといい感じに進むということを何度も経験するから、その度に成功体験を積むことができるのだ。

それがトイレの場外にあふれ(字面だけ見るとヤバい)、日常の生活や職場などで発揮されると、「あの人は面倒な仕事もきちんとこなす真摯な人だ」という評価が得られる。要は、周りの信頼が得られるのだ。

それだけではない。トイレの汚れを落とし続けることで、「トイレの汚れはばっちい」という概念が大いに薄まったようにも感じる。

つまり慣れたということなのだけど、もう少し深い変化もある。トイレの汚れに対して別の意味付けがなされたのだ。たとえば、トイレの汚れは健全なる生命活動の証である、など。

トイレが人間2人分汚れ続けるのは、女王と奴隷が共に生き続けているからこそだ。僕たちは何だかんだで今日も一緒に生きている。生きて、食べて、命を繋いでいる。トイレの汚れは、その足跡だ。そう思うと、トイレを掃除しながら泣いちゃうこともあるんである。

そうやってトイレ掃除という行為に紐づいている意味が変わってくると、掃除中に考えることも変わってくる。昔書道家の武田双雲さんが「俺毎晩枕にキスして寝るんだよねw」と言っていたのを聞いて真似したことがあるのだけど、それをトイレ掃除でもやってみることにした。

さすがにキスまではしなかったけれど、「お前が全部受け止めて流してくれるから、この家は清潔なんだよなあ。マジありがとうなあ。」などと呟きながら掃除をすると、いよいよ感極まってくる。そしてなんとなく、感謝した分だけ、心がきれいになっている気がする。僕が磨いていたのは便器ではなく、自分の心なのだと感じるようになる。女王様、あなたの奴隷は今日も立派に育っています。

一部個人的(でロマンティックでファンタスティック)なエピソードが入ったが、それも踏まえて要約してみよう。トイレ掃除を続けると、面倒くさいことにもきちんと向き合きあい、何ごとにも主体的に感謝できるマインドが手に入る。うん、そんな人、魅力的に決まってるやん。

トイレ掃除で運気が上がらないわけがない。ただし条件がある

そんなわけで、いしはらさんの記事をいじわるな姑のようにネチネチと突っつき回し、聞かれてもいないエピソードを交え、頼まれてもいない解説を加えてみた。ここまでの話しをさらにまとめてみると、こういうことになる。

トイレ掃除をすると、自分と身近な他人がいい気分になるから、楽しい時間や素敵な情報のシェアが増える。その状態のことを「運が向いている」と言い、意図してその状態を作ることを「開運する」とか、「運気を上げる」と言う。

こいう整理だと、少なくとも僕はスッキリだ。トイレの話しだけに。ガハハ。

ところが、書きながら気付いたのだけど、これだけは絶対にクリアしないといけない条件のようなものもありそうだ。それが、トイレ掃除を能動的に楽しみ、感謝しようとする姿勢である。

昔アルバイト時代、後輩にトイレ掃除をお願いしたら、ものすごく渋々やっていたのを思い出している。彼はマニュアル通りに、それなりにきれいに掃除をしてくれていたけれど、だからといって運気が上がったようには見えなかった。むしろ、トイレ掃除などという最悪な仕事を押し付けられて、不幸そうでさえあった。

また、トイレを掃除する度に「私の運気、上がった?上がった?」とガツガツするような人も、なんだか運が上がりそうにない。トイレに入る度に「キレイだったでしょ?実はね・・・」なんて聞かされたら、ちょっとウンザリするかもしれない。

結局のところトイレ掃除をして運気が上がる人というのは、その瞬間トイレ掃除にしっかりと集中し、トイレ掃除を楽しもう、この機会に心を磨かせてもらおう、意識してそうあろうという努力ができる人なのではないだろうか。

まあ偉そうなことを書いてきたけれど、僕だってようやくトイレ掃除でグッとなれる程度の感性である。これからはトイレ掃除の度に号泣し、今日も生かされ、生活費を稼ぐために働かせていただいていることへの感謝を女王様に捧げられるような、立派な奴隷になりたいと思う。ぐぅ。

という感じで好き勝手書いたけど、どうですか、いしはらさん。

PS

いしはらさんが具体的なトイレ掃除のやり方についても記事を書いてくれていました。プロの技を知りたい方は、こちらからどうぞ。

●掃除が苦手なあなたのための 開運トイレ掃除

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