人生のポケットに美しいものをひとつだけ。

我々のポケットに入るものには限りがある。人は何かを失うからこそ何かを得ることができるのだ。そして確実に言えることは、大きなものを得るためには、ポケットの中にはいつでも、たったひとつのことさえ入っていればいい、ということだ。

J・K・ローリングという作家をご存知だろうか。かの有名なハリーポッターを書いた方である。彼女はホグワーツ魔法魔術学校の7年間の構想を細かく全て作り上げてから、ハリーポッターの1冊目の執筆に着手した。彼女のポケットには、ホグワーツ魔法魔術学校だけが入っていたのである。

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実はハリーポッターは1回も見てないし1冊も読んでないんだけど。

このように、人が抱えて生きていられるものには限りがある。そしてそれは少なければ少ないほどいい。どのような大きなものも、人生のポケットの中ではビー玉くらいの大きさであるものだ。たくさんのビー玉で溢れているポケットは、重く不格好でどこかに穴が空いてしまうかもしれない。それを分かっていながら、僕たちのポケットには

自己否定、プライド、拘り、攻撃、嫉妬、執着・・・

様々な美しくないビー玉がぎっしりと入っている。それが邪魔なものであることは噂には聞いているのだが、指を突っ込んでみるとひんやりと冷たく、その重さに耐えている自分もカッコイイ気がする。下手をしたら、それに耐えていること自体に自身のアイデンティティを感じてしまう。

それこそJ・K・ローリングのように、たったひとつの美しいビー玉ひとつで軽やかに飛んでいけたら、どれほど素晴らしいことだろう。一度人生のポケットの大掃除をしなければならない。そんな気持ちで空を見上げる昨今である。

母「優ちゃんいつになったら廊下の段ボールの山片付けてくれるの!」

少しくらい余計なものもあっていい気がしてきた。

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