QOLを上げるのは実はすごく簡単で、やるべきことは2つしかない。ひとつ目は、QOLが上がる行動を取ること。ふたつ目は、QOLが下がる行動を止めることだ。
ちょうど、ダイエットによく似ている。やるべきことは2つ。痩せる行動を取ることと、デブ化する行動を止めること。シンプルやねん。
そう考えるとシンプルなのだけど、QOLを上げることにもダイエットをすることにも、同じ類の難しさがある。オールドプランが強烈に定着しているということだ。
変化したくないけど変わりたい!
オールドプランというのはつまり、今日までの生活における、行動や思考の取捨選択の基準だ。生存戦略と言い換えることもできるかもしれない。もっとざっくり言うと、今日までどう生きてきたか、ということでもいいかもしれない。
昨日までと同じことをしながらQOLを上げるというのは、無理なのです。
そこには変化が必要不可欠。でも変化ってだいたい不安。不安は嫌だけど変わりたいんですってう気分は、変化をせずに変わりたいっていう、ちょっと小学一年生からやり直しておいで的ニッポンゴなのよ。
で、それは分かったよと。どっかで聞いたことある話しだしさ。でも変化ってやっぱり不安だし、なんか難しいじゃん、というのが、あるよね。せっかく新しいことを始めても、しばらくしたら元に戻っちゃったりするし。
僕たちが変化下手な理由
僕らが変化が苦手な理由も、ざくっと2つあるのです。
ひとつ目は、そもそも変化を恐れるのが人間という生き物の基本プログラムだということ。
随分古い話しなんだけど、まだサーベルタイガーなんかがその辺ウロウロしてた頃って、安全な洞穴を見つけたらそこを離れない方がよかったんですよ。
どんどん外に出て行っちゃう連中はどんどん食べられちゃった。僕らは安全な場所に隠れ続けた人々の子孫なのよね。もうだからDNAレベルで、僕らは今まで過ごしてた洞穴に戻りたくなっちゃうんである。
もうひとつは、自分の中に現在のプラン(オールドプラン)を選んだ、どうしようもなく切実な理由があるということ。
僕が見てきた中で多かったのは、子どもの頃から「いい子だね」と言われ続けてきたから、「いい子でいる」が生存戦略になってるパターン。意外でしょ。
実はこれ結構根深くて。「いい子」って、誰にとって?っていうと、やっぱり親とか先生なのですよ。日本の教育って賞罰的だって言われてるけど、その弊害やね。そしてこれが、日本人が自分の「やりたいこと」が分からない大きな理由のひとつなんですよ。
この辺りのもうちょっと踏み込んだ内容は、『ザ・メンタルモデル』という本の中で超分かりやすく解説されている。記事の最後にリンクを貼っておくので、気になる人は読んでみてね。
変われる自分になるために必要なのは「安全確認」と「自分軸の再発見」
そんなわけで、だから僕たちが積極的に変化していこうと思ったら、「安全確認」と「自分軸の再発見」が必要不可欠なんである。
最終的に「あ、大丈夫なんだ」という感覚があるからリスクが取れるし、「自分はこうしたい」っていうものを察知できるから希望が持てたりエネルギーがわいてきたりするワケですよ。
だから「安全確認」と「自分軸の再発見」ができると、冒頭で書いた、QOLを上げる行動を取って、下げる行動を止める、ができるようになるのね。
じゃあどうすれば、この安全じゃなさそうな時代と世の中で「安全確認」が取れるのか。どうすれば、他人の顔色を伺うことをやめて、「自分軸の再発見」ができるのか。
具体的なやり方はこれからどんどん発信していくけれど、まずはこの辺りの記事に目をとおしてもらったらいいかもです。
動画もどうぞ。
『ザ・メンタルモデル』はこれ。このリンクから買って貰えたら、僕に報酬が入るの。よろしくね。