知った情報に価値がなく、知らない情報にこそ価値があると勘違いしてた自分とお別れする話し

ゆうさく
ゆうさく
四半期に一回くらいのペースでやってくる、情報スパークの時期なう。アウトプットもインプットも無限にできるんだけど、体力ががが


読書について、どうしても考えをまとめておきたい。僕は本が好きだ。娯楽としても読むし、勉強としても読む。Kindle unlimitedの登場もあって、現代において最もコスパのいい娯楽だと思う。

今回考えを整理したいのは、勉強についてだ。色々な人が読書に関する本を書いてくれているが、そもそも僕は勉強にはやり方がある、という概念を知らずに学生を終えた男だ。おそらく、学ぶということに関しては、多くの人に遅れを取っている。

多くの人はどうでもよろしい。大切なのは、今日の僕が昨日の僕よりも素敵でイケていることだ。勉強は、僕を素敵でイケてる感じにしてくれる。だから好きだ。ついでに、仕事の役にも立つ。便利。

そんなわけで、読書で勉強をするということに関して、考えをまとめます。興味があれば読んでみてね。

目的意識は好奇心を殺すのか

さっそく僕として本命のテーマ。おそらく僕のビジネス的な成長が他の人よりも遅いのは、ここに大きな原因がある。それは、目的ありきの勉強ではなく、勉強そのものが娯楽になっているということだ。

たとえば、優れた本を一冊読めば、ブログに人を集めてコンテンツを販売する方法はすぐに分かる。しかし僕の場合、文章術やサイトの作り方などに興味がわいて、そちらに進んでしまう。別の人が同じようなことをどのように語っているのかも気になるから、似たような本を何冊も読むことになる。

読みながら進めればいいではないかと自分でも思うのだけど、そうはいかない。関心は次の関心につながる。知的好奇心を満たしたい気持ちの溢るるを如何ともしがたく、僕は行動よりも知識の収集にやっきになる。

しかし最短距離を行くのなら、そういった遠回りは足かせになる。どこに行くのか。何をするのか。それを明確にし、道すがらに必要な情報だけを拾い集めて進むのなら、手に取る本は随分変わると思う。

ちょっと不思議な感覚なのだけど、今そのことを思うと、ちょっと面白そうだという感覚がやってきた。目的意識という言葉が、新たな好奇心を連れてきた。このちょっと面白そうという感覚を、今のうちに言語化しておかなければ。

それは自分をゴールへと導く遊び

ちょいちょい明言しているけれど、僕の人生のテーマは「遊び」である。この一生を遊んで遊んで遊び尽くしたい。そんな静かな決意の炎が、わが内なる小部屋で力強く揺れている。

読書は、知的好奇心を満たすための遊びである。その一方で、目的意識を持って読書をすることは、自分をコントロールする遊びになりそうだと感じた。その源泉は、瞑想が上手くいっている時や、仕事が予定通りに進んでいる時に感じる、「思った通りにできている」という快感を得たいという欲望だと思われる。

もうひとつ、最近気づいたことも関係がありそうだ。それは、世界は僕が思っているほど、複雑ではなさそうだ、ということだ。

僕は普段技術で補っているけれど、たぶん基本的にすごく自己評価が低い。だから、自分の持ち物になった瞬間に、情報の価値が落ちてしまう。落としてしまうのだ。

たとえば、YouTubeでチャンネル登録者を増やす方法というのを多くの人気YouTuberがシェアしてくれているが、そのやり方を知った瞬間に、情報の価値が下がって見える。まだ知らない情報の方が、はるかに価値があるように感じるのだ。

世の中には僕の預かり知らない壮大で緻密な何かがあって、みんなそれを十分に理解して、駆使して戦っているのだ。そんな前提で世界を見ている。

それが、どうやらそうではないのだと、ようやく最近気付きはじめた。情報は、僕が知ったからといって価値は下がらない。僕は僕の知ったことを、もっと信じていい。使っていい。今ここにある手札で戦っていい。

ああ、ようやく大切なことが言葉にできた気がする。

自分の中にある情報の価値を一切差し引かない人として

ここまでの気付きを持って考えると、僕がアメーバ的に乱読を繰り返してきたのは、ただ純粋な好奇心だけではなかったのだなと気付かされた。それは自信のなさから、せっかく僕のところにやってきてくれた情報をないがしろにし、まだ見ぬ非存在的全知を求めるような行為・・・が、全体の何割かを締めていたに違いない。

だとしたら。僕が持っている情報は一切の価値が差し引かれていないということだとしたら。これから得ていく知識も、その情報の価値が一切差し引かれないとしたら。

ああ、なんだかいける気がする。僕は強欲だから、経済的成功も、家庭的成功も、MacBook Proのでっかいやつも好きな人と会う時間も全部全部全部ほしい。そしてそのひとつひとつに、それを手に入れる方法がある。それが勉強であり、読書だ。

何だかすごくたぎってきた。もう夜の23時なのに。僕にはたくさんのゴールがある。そして、多くのゴールはたぶん、お金でクリアできる。だから最速最短で目指すのは、お金のゴールだ。

そこにはビジネス的な課題があるだろうし、メンタルブロック的な課題もあるだろう。それらにぶつかったら、勉強しよう。本を読もう。いや、もしかしたら「価値ナシ」のラベルを貼っていただけで、僕の中に十分な情報があるかもしれない。

シンプルだ。今できることを、やればいい。分からないことが出てきたら、勉強して、また進めばいい。それだけじゃん。楽しそうじゃん。

では、自分の中の情報の価値を一切差し引かない僕として、初めての決断をする。今日はもう寝よう。夜の22-02時はゴールデンタイムだ。成長ホルモンが分泌され、大人の場合、脳内の情報がいい感じに整理される。翌日の集中力にも関わる。

いいぞ、いいぞ。ここまで付き合ってくれたあなた、ありがとう。グッナイ。