《ちょうど良い場所》
おはようございます。
山本優作です。
今和歌山の実家に帰ってきていて、
みかんの収穫と箱詰めをしています。
今年の冬はあったかいなぁ
なんて思って生活をしていたら
土と空と風に触れているみかんは
ちゃーんと色付きが遅れていて
こうやって都会と田舎を往復してると
世界という環境は
生き物にとんでもない影響を
与えてるんだと実感します。
例えば都会でも季節の移ろいは
感じられるつもりでいるんですけど
季節の移ろいを感じる機会そのものが
明らかに少ないんですよね。
朝焼けの色や公園の落ち葉のひとひらは
確かに今日が昨日と違うもので
あることを教えてくれるけれど
和歌山県のみかん畑では
眼に映るものすべてが
懇々と変化してゆく世界の横顔と
僕自身の移ろいを教えてくれます。
やっぱり何事もバランスでして
都会にいないとできないことはたくさんあるし
田舎にいないとできないこともたくさんあって
そのこと自体を理解していることが
大切なんだと思います。
都会でできることっていうのは
人との繋がりを感じられたり
その中で自分に役割を与えられるということ。
人の仕組みの中で生きることで
自分と社会の関わりや
価値の流れというものが学べたり
大勢の人と知り合うことで
自分の世界観を広げていくことができます。
田舎でできることっていうのは
生活を包むたくさんの生命に触れて
その結果自分の生命を感じられること。
生まれてくるものや朽ちてゆくものを感じて
自分自身が命を奪う側になることで
さっきも言ったように生命というものを
自分の中に強く感じられるようになります。
僕は欲張りなんで
両方欲しいです。
両方持っている状態が
すごく気持ち良いんです。
謙遜でもなく自慢でもなく
自分にちょうどいい生活というのは
こんなにも気持ちに余裕をくれるんですねぇ。
ところでこの話し
アダムとイヴの話しに似てると思いません？
神様はアダムとイヴに
知恵の実を食べずに
生命の木に止まりなさいって言います。
この話し自体
人間が知恵を持ってるからこそ
生まれた物語なんだけど
この話しに対する僕の解釈は
しっかりと自分や自分の周りの生命を感じて
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
生きていることの喜びを感じて
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
生きることそのものを楽しみなさい
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ということです。
ミツバチは植物の繁殖を助けていて
生態系の中でとても重要な役割を担っていて
だけど、きっとそのことには気付いてない。
それでいいんですよ。
世界中のミツバチが生きる意味を求めて
バラの花の影で瞑想なんかし始めたら
ミツバチという生き物の居場所が無くなって
生態系は狂うはミツバチは死滅するわで
きっとロクなことがないですよ。
ミツバチはそうやってただ一生懸命生きることで
自分たちの命を繋ぎながら
世界に大きな貢献をしてますよね。
人間は知恵の実を食べちゃって
色々思い悩んだり考えたりして
滝壺で瞑想したりして
それはそれでいいんだけど
人間である前にひとつの生き物として
自分の生命を美しく燃やすことで
それだけのことで
この世界に大きな大きな影響を
与えることができるんです。
さて、それでは
これから着替えて箱詰めと
９時くらいからみかん採りです。
今年の夏くらいから始めたみかんの通販ですが
たまに書くブログに登場するじーちゃんが
人気者になったり
猫のカイちゃんのファンが
着実に増えてたり。
僕の生命は素敵なものの素敵な部分を語ることで
美しく燃えるみたいなんだけど
その結果みかんを注文してくれる方が
大勢やってきてくれました。
世界を動かしたんですよ僕はw
ちょうど良い場所で
気持ち良い場所で
一生懸命生きると
こんなにも楽しいんであります。
あなたのちょうど良い場所
気持ちの良い場所は、どこですか？
そこに居れば元気とやる気がムクムクとしてきて
エネルギーの塊になれるような場所。
それに気付けたら
きっと毎日が楽しくて楽しくて
たまらなくなります。
ちなみに山本みかん農園のお話しは
僕のブログの方に専用のページを作って
発信しています。
それでは、今回はこの辺で。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
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