ちょっとしたことがうまくいかない時はスピードを1/3に落とすんや

ゆうさく
ゆうさく
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いつもは手放しでぱぱぱっと出来ていることが突然できなくなること、ありますよね。僕の場合、キーボードのブラインドタッチがうまくいかなくなることが多いです。一番やってる動作ですしね。

こないだもそうでした。重い仕事が詰まっていて、トップスピードで作業を進めたいのに打ち間違いや変換ミスが多くて、どんどんイライラが溜まってしまいました。

そうなると結局作業ペースはガクンと落ちて、ちょっとしたことが面倒臭くなり、「ええい一休みだコンチキショウ」とカフェオレを淹れに行ったりして、作業がどんどん遅れていくのです。ガッデム。

さて、そういう時に何が起こっているのかというと、かなりの割合で身体の使い方が雑になっているのです。同じことをしているつもりなんだけど、実は同じじゃない。同じじゃないから、結果も違う。シンプルっちゃあシンプルです。

そういう身体の使い方が雑になっている時に「こなくそ」とさらに強引に押したり引いたりしてみても、ロクなことが起こりません。タイプミスはさらに増え、コーヒーの入ったカップがひっくり返り、足元で寝ていたチワワが悲鳴をあげて暴れ回るのが落ちです。

そういう時はどうすればいいのか。どうすればいつもの調子、、、できたら、「いい調子」に立ち戻ることができるのか。そんなことが、今日の記事の主題です。

「ゆっくりじっくり取り組む」ことで、たいていの「なんか上手くいかない」は整う

やることは簡単です。今自分がやろうとしている行動のテンポを、1/3くらいまで落とすだけ。

僕の場合だったら、キーボードを叩く指を動かすスピードを1/3にする。それだけで打ち間違いは劇的に減ります。そして、その状態からまた少しずつペースを上げていくのです。

そうやってスピードを上げていくと、またどこかで打ち間違いが増え始める「調子の壁」ともいえるラインが見つかります。「調子の壁」を見つけたら、その壁の一歩手前のペースを維持します。これだけです。

調子の壁の一歩手前のペースというのは、たぶんあなたが元々「これくらいで進めたい」と思っていたペースよりも遅いはずです。でも、そこで踏みとどまります。

すると小さなミスによるイライラが減るので、気持ちがどんどん軽くなります。そうやって生まれた心の余裕が、アウトプットに集中することを助けてくれます。毎回そうなるとは限りませんが、結果としてタイピングのスピードがいつもと同じくらいに戻っていることもあるのです。

何かをしていて調子が悪いと感じたら、一度ペースを1/3まで落として、ゆっくりじっくり取り組む。そこから徐々にペースを上げて、その日の最適速度を見つける。最適速度を維持しながら、徐々にアウトプットへの集中を高めていく。

やってみれば10分もかからずにいい感じの作業ペースを見つけられるので、とってもおすすめです。

「ゆっくりじっくり取り組む」をサポートする超簡単な3つのワザ

ただ動きのスピードを1/3にするだけでも大きな意味はありますが、さらに動作の精度を高められるグッドなワザがあるので置いておきます。

小ワザ①:呼吸がスムーズに流れる姿勢を探す

僕らの身体は奇跡的なバランスで成立している超絶精緻な芸術作品です。それは例えば、首をすくめた状態と、自然に背筋が伸びた状態では、指先の動きがまるで違ってくるほどに。

とはいえ、「正しい姿勢」が存在するということでもありません。身体にとっては実は「呼吸」さえも大きな行動なので、機械のように「この体勢でガチッと固定する!」ことは、とっても不自然なことなのですよ。

そこでおススメしているのが、「呼吸がスムーズに流れる姿勢を探す」ということ。腰と心臓と頭が縦に積み上がっている位置関係を軽く想像したら、その状態から前後左右に身体を少しずつ傾けてみながら、呼吸が一番スムーズに流れる体勢を探します。

「ええやん」という位置を見つけたら、「半径0.5ミリの幅で小さくゆっくり揺れ続ける」ことを意識します。さっきも言ったけれど、「ガチッと固定」のイメージはしません。本当に筋肉が固まっちゃうからね。

この体勢を見つけると、体感覚のノイズが激減します。結果的にアウトプットにさらに集中できるので、ただスピードを落としただけではうまくいかない、という時はぜひやってみてください。

小ワザ②:両足をしっかり床に着けて、お尻との3点で座る

これ、デスクワークの時限定なんですが、さっきお話しした「呼吸がスムーズに流れる姿勢」を見つけたら、その姿勢を支えるためにお尻と両足の3点で重心を受け止めるように意識すると、姿勢の安定感や、安定時間が増します。

コツはさっきと同じで、「ガチッと固定」ではなく、「半径0.5ミリの幅で小さくゆっくり揺れ続ける」こと。そうそう、人体って常に動き続けてるものですからね。それくらいでちょうどいいんです。

後は、イスや床に向かって足やお尻を突き出すのではなくて、背骨と腰を通って下半身に伝わる上半身の重みを、お尻と両足の3点で受け止めるように意識をします。それでも体が疲れてくるようなら、足を組んだり姿勢を崩したりするより、一度立って5分くらいウロウロ歩きまわるのが、体にとってはいいリセットになりますよ。

小ワザ③:ひとつひとつの動作を心の中で宣言しながらこなす

「ゆっくりじっくり」の表現違いなんですが、自分が今やっている行動を「今◯◯をしています」と頭の中で宣言すると、「ゆっくりじっくり」のレベルが上がります。

本当に気が急いている時って、ただ「ゆっくりじっくり」しようとしても、うまくできなかったりするんですよね。頭の中で「今キーボードを丁寧に打っています」とか、「今ゆっくり歩いています」とか、自分の行動を宣言すると、その辺がうまくいきやすいです。

この記事のまとめ

  • いつもなんとなくできていることが上手くいかない時は、体の使い方が雑になっている
  • その行動のスピードを1/3くらいまで落として、意識的に「ゆっくりじっくり」取り組んでみる
  • 徐々に作業のスピードを上げて、その日の「調子の壁」を見つける
  • 「調子の壁」の一歩手前の動作ペースをキープする

今日も最後まで読んでくれてありがとう。グッナイ。