僕の仕事は「誰かのやりたいことをサポートする」だ。抽象的過ぎて分かりづらいね。僕一応マーケティングの会社の社員なのにね。
いやでも、実際これが精一杯である。「やりたいこと」が人によって違いすぎるからだ。
忙し過ぎる日々の中で自分を見失ってしまった20代のメンズと、どうして今それをしているのかを丁寧に整理して、消えかけていた情熱の灯を一緒に探し出したこともある。
ネットで情報発信ができないという50代の先生業の方とは、1時間のセッションの中でブログを立ち上げて、ぎゃあぎゃあやりながら最初の4つの記事の骨子を組み上げた。
東京から遠く地方に移住したシングルマザーの新しい恋を数ヶ月間応援し続けたこともある。
こんな事例が他にもいくつもあるのだけど、でも僕としては同じことをやっている感覚である。つまり、「誰かのやりたいことをサポートする」をやっているのだ。
やりたいことサポートの仕事は面白い。超面白い。マジで面白い。その面白さについて、ちょっと自慢させてほしい。
やりたいことサポートが最高に楽しい3つの理由
「やりたいこと」をガマンして生きてきた人たちは、みんな真面目なのだ。真面目というのは言い換えると「人の期待に応える」ために生きているということだ。
順番が違う。「人の期待」よりも先に「自分の願い」に応えないと、「やりたいこと」ができる日は永遠にこない。
自分の願いとはつまり、「やりたいこと」だ。「やりたいこと」に取り組んでいる人のキラキラした表情や、エネルギッシュな活動の近くにいると、僕も一緒に元気になれる。僕もやるぞ!一緒にやるぞ!というパッションが湧いてくる。
あと、クライアントさんが「やりたいこと」を見つけて取り組むプロセスで、僕は彼、彼女のことを深く深く知ることになるの。すると、クライアントさんのことがどんどん魅力的に見えてくるのだ。知ることは愛することだ。僕はクライアントさん達のことが大好きだ。大好きな人達に囲まれて仕事をするのだ。ヤバイでしょう、これ。
どうしても「やりたいこと」ができない時は、慎重に理由を探る。すると子どもの頃に受けた心の傷や、ちょっとした行き違いで生まれた勘違いが見つかって、一緒に泣いたり、何だか乗り越えちゃってゲラゲラ笑ったりする。実はこの時、僕も一緒に癒やされちゃっているのだ。
クライアントさんのエネルギッシュな姿に感化されること。
クライアントさんのことを好きになるから、結果的に好きな人としか仕事をしない状況になること。
クライアントさんの心が癒やされる瞬間に、僕自身も癒やされること。
この3つが、僕が今の仕事をやりはじめた理由だと公言しているのだけど、実は、本当は、もうひとつ大きな下心がある。それは
わが偉大なる下心→遊ぶように生きる大人が増えると、息子の未来が明るくなる
少し前、1歳になったばかりの息子とお風呂に入っている時に、雷が落ちてきた。
そうか、僕が色んな人のやりたいことをサポートすると、「やりたいことをやる、って、当たり前じゃんね」という価値観が少しずつ広がる。僕のクライアントさんは割と同年代が多いから、息子が社会に出る頃には、40~50代の影響力の大きな年代になっている。
息子が社会に出て出会う大人たちが、「やりたいことをやる、って、当たり前じゃんね」という前提で、価値観で、生きていたらどうだ。生まれた家庭を離れた息子を、素敵な大人たちが導いてくれるのだ。そんなもん、どう考えても未来が明るいじゃないか。
ああそうか。僕の仕事は、息子の未来への投資でもあるんだ。そう思ったらすごく泣けてきて、思わず息子を抱きしめた。彼は湯船の中で笑いながら放尿した。
あなたのやりたいこと、サポートします
個人セッションのモニターを募集する時に、大勢の方にDMを投げさせてもらったのだけど。その時に多かったお返事が「今やりたいことがないので、役に立てないと思う」だった。
断言するけれど、「やりたいこと」がない人は一人もいない。「やりたいこと(=自分の願い)」よりも、「人の期待」を優先させるクセのある人がいるだけだ。
「やりたいこと」のハードルは低ければ低いほどいい。笑いたくってお気に入りのギャグ漫画を読むのも、感動したくって話題の映画を見に行くのも、ちょっともよおしておトイレに行くのも、全て「やりたいこと」だ。
それくらい「やりたいこと」のハードルを下げてみると、自分が毎日「やりたいこと」しかやっていないということが見えてくる。すると、「これよりもっとやりたいことがある」ということにも気付きやすくなる。
そんなことに気付いて、ゆうさくと一緒に探求していく個人セッションを、ようやく正式にリリースします。近日中に。楽しみにしててね。