悲しい時に悲しいと言うことは簡単だが、悲しいと言われた相手はどうすれば良いのか、という問題が残る。例えば僕が冷蔵庫の中に大切に保管していたプッチンプリンを彼女様に略奪された場合、その不条理を友人にネチネチと語ることは簡単であるが、それをされて友人は果たして気持ちがいいだろうか。
人は自分の気持ちを分かってもらいたい生き物である。男は自分に起こったことを筋道立てて(いると本人は思っている)説明して分かってもらおうとし、女は何も言わなくても察してほしいと考える傾向がある。
だがどちらにしても、奪われたプッチンプリンは戻らない。
病気になった時のことを思い出してもらいたい。熱が上がり頭はクラクラする。節々が痛み咳が止まらない。しかし、本当にキツい時は誰かに同情を求めることもできないものだ。誰かに自分がどれだけキツいかを主張するというのは、それだけの余力があるということだ。
前例に話しを戻すと、奪われたことを嘆いている暇があったら1枚でも多くCDを売って新しくプッチンプリンを買ってこい、という話しになる。そうすればプッチンプリンが奪われた悲劇はこういったブログで公開できる喜劇へと昇華されるのである。
何か辛いことがあったら、どうすればそれを笑い話に出来るか考えるべきだ。どうせ辛かったことを人に話すのなら、辛いままを話すのではなく、笑える話しにして伝えた方が親切である。
「ちょっと聞いてよ、昨日また彼女にプリン食われてさ、もう本当に楽しみにとっといたやつなのにグチグチネチネチ・・・」
などと言われるよりも、
「我が家の冷蔵庫は賽銭箱みたいなもので、プリンなんか入れても入れても片っ端から天に召し上げられるんだ。これまでも沢山の徳を積んできたから、きっと俺天国に行けるよ。ところで最近彼女がブックブクに太ってきたんだけど、どうしたらいいと思う?」
くらいの話しにしてもらった方が、お互いハッピーではないか。
発するには、受け取ることを考えなければならない。発する時には、自分が受け取った時のことを思い出さなければならない。
あなたが人にされて嫌な気持ち、悲しい気持ちになったような話しを、あなたが人にしていないだろうか。そんなロクでもない流行り病は、その口元で止めるべきだ。
今抱えている悲しく辛い話しは、とっとと笑い話に変えてしまおう。友人もきっと、俯いて暗いものを吐いている人よりも、優しい企みを持った逢瀬に胸を高鳴らせるはずである。
「笑い話」でググったら出ました中華ガンダム。
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