専門業種従事者の神隠し現象。

速報

本日7/12の和歌山アビーロードでのハウスステージは、お店の貸し切りイベントの関係で開始が夜11時以降になりました。お越しになられる方は、ご注意ください。


昨日からブラザーぷぅちゃんが彼女を連れて帰ってきている。
今日和歌山県の白浜で一泊して、あした帰っていくのだそうだ。
台風一過ということで若干不安は残るのだけど、一応海にも行きたいということで、ちょうど家にいたダイビングショップ勤務のブラザーちゅわさんに海の状態を確認していた。

ぷぅちゃん「天気よくなったなぁ」

ちゅわさん「海の中はどろどろやけどな」

ぷぅちゃん「ちょっと遊びにいくのも微妙?」

ちゅわさん「1メートル先が見えんからなぁ」

ぷぅちゃん「なんでちゅわさん全部海中基準なん?」

このように、専門業種というのはそれを突き詰めれば突き詰めるほどに一般的な感覚とズレが生じる仕組みになっている。
もはや通常の海水浴のそれを忘れてしまったちゅわさんを救う術は無いが、ミュージシャンとしても、こういった感覚のズレというものがあるということを忘れずにいたい。

たとえばミュージシャンはすぐに「上手い」と「良い」を混同してしまうが、世の中の売れているミュージシャン達が全員上手いのかというと、実はそんなことはない。
当然素人のレベルと比較すると上手いから、そこは最低限クリアすべきラインが確かに存在する。
そのラインを越えた先にも、上手い上手くないというレベルが存在するのである。

たとえば、

「山崎まさよしって歌はそこまで上手くないもんね」

なんてことを言ってみても、普通はあまり理解されない。
たまに同意してくれた人を見て「おぉ、ちゃんと聴こえてるんだ」などと感心してみても、

「私あの人の声得意じゃないんだよね」

と言って全く別の問題と取り違えられる。
だからどうということはないのだが、やはりこれも専門職に付いた者とそうでない者とのズレなんである。
このズレを理解して事に当たることが出来れば万々歳なのだが、大抵の場合は的外れな考察や拘りにつながってしまうから注意が必要だ。
これは決して下手でもいい、という訳ではなく、「上手さ」と「良さ」というのは、ある一定のレベルを越えるとどんどんと分離していくというだけの話しなんである。

そんなことを考えていたら、昔仲良くしてくれていたヴォイストレーナーの方が

「ケミストリーってレコーディングなのに下手だよねぇ」

と言っていたのを思い出して、早速YouTubeで動画を探して試聴してみた。
どう聴いても上手い。
専門職の中にもさらに尖ったよく分からな世界があるということと、そこにハマって帰ってこれなくなった人がいるということに気付いた。
今後はこれを、専門職従事者の神隠し現象と呼ぶことにする。

vai

神隠しの被害者と言えばこの方スティーブ・ヴァイ。1日16時間ギターを弾き自宅にピラミッドを持ちギターで喋る。この写真もコラではない。

Information

今後のライブ予定。

《ハウスライブ》

・毎月第4月曜
→大阪南森町「D45」
http://d45.biz
→20時〜30分間
→お席代500円+何かしらオーダー

・奇数月第2土曜日
→和歌山市「AbbeyRoad」
http://www.abbeyroad.jp/main.html
→21時〜20分ステージを3〜4回
→お席代500円+何かしらオーダー

メルマガ配信しています。

メルマガ購読・解除

ブログには書けないような愉快な話、不思議な話、熱い話などを、書きたいと思った時にお送りしています。

もちろん、ライブのスケジュールや新しい動画の配信のお知らせなども。

登録希望の方は上記の登録フォームにメルマガを購読するメールアドレスを打ち込んで、「送信」をクリックしてくださいませ。

まぐまぐ!のページに行けばバックナンバー(過去記事)も公開するようにするので、現段階ではまだ一本もありませんが、過去の内容も全て公開しています。

では、メルマガでも会いましょう。登録よろしくね。

※メルマガ登録時、まぐまぐ!の公式メルマガも同時に登録される使用です。不要の方は、お手数ですが、まぐまぐ!のページから購読解除のお手続きをお願い致します。

まぐまぐ公式ページ

→ページ右上の『メルマガ解除』をクリックして、登録したメールアドレスを入力してから『解除URLを送信』をクリック。
登録したメールアドレスに購読中のメルマガ一覧が届くので、不要なメルマガの解除URLをクリックしてください。
まぐまぐの公式メルマガ結構あるから、ちょっと面倒おかけします。ごめんね。 a