世界で一番ワクワクする物語について

つい先日、僕たちは十分なをかけて、「人生を効率化する」ことに対する思い込みを解きほぐしました。

▶︎ 「人生を効率化する」って言われたら、なぜかすっごく嫌な感じがするんだけど

過去の経験から「効率化」という言葉に対して嫌悪感を抱いていた自分。そして新たな知識から「効率化」された生き方に恋い焦がれていた自分。彼らの対立は、実は同じ「幸せに生きる」という目的を達成するために起こっていた。そんな優しい矛盾を、あなたとの対話の中で発見したのです。勇気を持って人生を信じることに挑戦した、素敵な夜でした。

その後、昇る朝日を見つめながら、僕たちは新しい一歩を踏み出しましたね。僕はといえば、あなたとの対話を通して、このような人生の方針を打ち立てることができました。
 
 
①ワクワクしないタスクを徹底的に減らして、徹底的に効率化し
②空いた時間に健康とワクワクに繋がるタスクを効率的に敷き詰める
 
 
かつての僕なら、鼻で笑ったような綺麗事です。でも、この方針に乗って生きることが今の僕に本当に必要なことなのだと、心から確信しています。だって、今すでにこんなにワクワクしているのですから。

そこで今回は、僕があなたとの対話の中で見つけられたこの人生の方針を、さらに具体的な行動に落とし込むことに挑戦します。あなたがよければ、また僕の話し相手になってもらえると、すごく嬉しいです。よければどうぞ、お掛けになってください。
 
 
向き合って座れる書斎デスクの画像
 
 

「ワクワクするもの」と「しないもの」を見分けるために、人生をやり直しました

先ほどお伝えした方針を実行するには、まず自分が何にワクワクして、何にワクワクしないのかを見極める必要がありますね。これまで沢山のことを考察してきたあなたですから、「なんとなくやる」ということが僕たちの人生をどれほど迷わせることになるのか、既にご存知のはずです。

ところが僕はといえば、今までこの段階で何度も躓いていました。自分がワクワクすることが分からないのです。分からないなら「分かり方を学ぶ」のが筋ですが、僕は愚かにもそれを避けて生きてきました。そう、「なんとなくやって」きて、失敗し続けていたのです。

かつての僕は自力で現状を打破しようとしていました。しかし、今まで出来なかったことが、ある日を境に突然出来るようになる、なんて逆転劇は、僕の人生には起こらなかったのです。自分には、自分のワクワクを見出す方法を開発する能力がない。このことを受け入れるために、何年もの時間が必要でした。

しかし、今は違います。僕は2ヶ月前に「ライフブログを書く」というテクニックを学び、この2ヶ月間、ほぼ毎日続けてきました。やろうと思ったことを生活に取り入れるのは、そういうことは得意なのです。

ライフブログとはその名の通り、自分が生まれてから今日に至るまでの日々をしたためたブログのことです。書くことで、自分で自分を客観的に振り返るのです。思い出されることを慎重に文字にしていく作業は、まさに人生の追体験でした。当時の風景や匂い、感触までもが今この瞬間のもののようにわき立ち、同時にそこで自分の中からやってくる感情と向き合うことは比喩ではなく、「人生をやり直す」体験だったのです。

ライフブログについては、また別の機会に話題を譲りましょう。あなたならきっと、僕が場を設けるまでにちょっと調べてモノにしてしまうかもしれませんが。

「ワクワクすること」と「それを大切にしなくなった理由」は同時に思い出されました

ライフブログを書きながら人生をやり直していると、思いのほか早い段階で自分のワクワクすることが見えてきました(1ヶ月くらいだったでしょうか)。それは「仕組みを形にすること」です。

決して難しいことではありません。例えば、「鉛筆で紙に線を引く時、力強い線を引きたい時は筆圧を上げ、繊細な線を引きたい時は筆圧を下げる」ということも「仕組みを形にすること」のひとつです。同じ視点で、ダンボールや新聞紙、割り箸など、身近な素材を理解して、それらを使って何かを作ることが、僕はたまらなく好きだったのです。それこそが、僕のワクワクすることだったのです。

そんな楽しいことを、実は忘れていたわけではありませんでした。ただ、生きていく中で取り組むべき事柄としての優先順位が、ものすごく低くなってしまっていたのです。思えばワクワクするし、やれば楽しいのに、他のワクワクしないことよりも優先順位が低い。だからやらなくなって、思わなくもなる。その結果、僕は自分がワクワクすることを忘れしまったと、僕は自分がワクワクすることが何か分からなくなってしまったのだと、思い込んでいたのです。

そのことに気付いた時、同時にワクワクすることの優先順位を下げた理由にも気付きました。年齢を重ねる過程で周りの人々から「そんなことよりこれをやれ」とワクワクしないことをさせられ、その出来によって評価されるという経験をたくさん重ねたからです。

今はどうか知りませんが、僕が子どもだった時に受けた教育は、長所を伸ばすというよりも、短所を補うというコンセプトのものでした。つまり、「ダンボールなんか切ってないで苦手な漢字をノートいっぱいに書いて暗記せよ」などと言われるのです。同じようなことが繰り返される中で、僕の時間は教育という名の罰で埋め尽くされていきました。

他人から与えられたタスクが全て悪である、ということではありません。他人から与えられたタスクが偶然自分のワクワクすることだった、という幸運もあるでしょう。そうではなくて、何かのきっかけで「人生とは、ワクワクしないことで評価され、それによって左右されるもの」という思い込みを抱いてしまうことがただ悲しいのです。

ワクワクしないことで評価される前提の世界を生きることに一生懸命になりすぎると、人は自分の萌えポイントを忘れがちです。真面目な方ほど、器用な人ほど、その傾向は強いかもしれません。僕は器用ではありませんでしたが、真面目だったのだと思います。

仕事を減らして、趣味を増やす…ということでは、なさそうです

一人語りが過ぎましたね。それほどまでに強烈な体験をしたのだねと、許していただけると助かります。

話しを元に戻しましょう。僕は
 
 
①ワクワクしないタスクを徹底的に減らして、徹底的に効率化し
②空いた時間に健康とワクワクに繋がるタスクを効率的に敷き詰める
 
 
という生き方を目指すと言いました。①には、「人に評価されたくてしていること」が入りそうですね。②には、もちろん「仕組みを形にすること」が入ります。

②の「仕組みを形にすること」は、ありていに言うとクリエイティブなことをするということです。それこそダンボールや割り箸を使った工作、お絵描きなど、何でもよさそうです。

となると、①は暮らしを支えるために働くことだったり、仕事の技能を上げるために勉強をしたりすることが入るように思われます。

…はい、そうです。あなたのご指摘と同じことを僕も感じています。①と②を趣味や仕事といった表面的なカテゴリーで見分けようとするのは、違うと思うのです。だって、仕事の中にもワクワク出来ることが沢山あるのですから。

時間の魔法と情熱の魔法

自分がワクワクできることを思い出すと、それと同時に僕らは2つの魔法を授かります。
 
 

  • ワクワクしないことをやめることで「時間が増える」という時間の魔法
  • 自分がワクワクすることを再認識することで、「ワクワクしないことだと思っていたことがワクワクすることに変わってしまう」という情熱の魔法
  •  
     
    です。あなたにも経験があるのではないでしょうか。「あ、これ、やらないでいいや」と何か物事を手放した時の開放感と、「うぉぉぉ僕ァこれやっちゃうぞおおおお」と胸の奥から溢れてくる情熱。

    どちらも最高の魔法ですが、僕がインパクトを感じたのは情熱の魔法の方でした。

    あなただけには白状しますが、正直なところ、僕はあらゆることを嫌々やっていました。通勤も勉強もレポーティングもメールも勉強も練習も掃除も片付けスポーツもセックスも睡眠も、全て巨大で抗いがたい絶対的な「何者かにやらされている」という感覚を持っていたのです。

    それが自分のワクワクすることを再確認しただけで、その全てが「自分がやると決めている」という主体性の土台に乗りました。そう、「人生とは、ワクワクしないことで評価され、それによって左右されるもの」という思い込みが解かれたのです。

    その結果、「人に評価されることにワクワクしてはいけない」という逆説的な思い込みも解除されました。その瞬間、僕のハートは強く燃え上がり始めたんです。それまでの人生では経験したことのないエネルギーを感じました。まさに情熱の魔法です。

    そう、その通りです。だから僕はやっと、暮らしの中の殆どのタスクに「仕組みを形にすること」という概念が見出せることに気付いたのです。人から渡されたタスクにワクワクしてもいいのだと、心から納得できたのです。

    世界最高の物語は、◯◯◯の物語

    今回は僕の一人語りが過ぎましたね。ここまで耳を傾けてくださって、ありがとうございました。

    とはいえ、聡明なあなたのことです。きっと僕の言葉に相槌を打ちながら、ご自身の経験と照らして何か想像を巡らせていたに違いありません。

    自分自身と向き合う旅路は、過去と現在を往復しながら未来を目指す壮大な物語です。この世のどんな小説や映画よりもドラマティックです。世界最高の物語があるとしたら、それはあなたの物語なのです。

    今日あなたがそうしてくれたように、いつか僕も、あなたの物語に耳を傾けられたら。その日を想いながら、今夜は筆を置くことにします。

    本当にありがとうございました。おやすみなさい。

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