わが愛しのAm P.94:結納テロ(2018/12/03)

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前回までのあらすじ

コールセンターの仕事がキツかったのだ。

同棲し始めました

コールセンターの仕事を初めて、マーケのバイト的なことも初めて、働いている時間は大幅に長くなったけど、その分収入はそれまでの人生の中で一番高いところで安定するようになった。

そうすると僕も周りも「そろそろ身を固めては」という気分になってくる。で、彼女と一緒に暮らしてみようということで、僕は事務所にしようとしてできなかった6畳一間のアパートを一年足らずで出て、大阪の放出というところからほど近い賃貸マンションに引っ越した。

焼肉屋で会食

同棲を始めた時点で結婚の意識はあった。あったけれど、もはや10年来の遠距離パートナーである。僕と彼女の間では既に事実婚的状況が出来上がっており、まあ、入籍はぼちぼちね、くらいの雰囲気がただよっていた。

それを許さないのが両親というものである。ここは僕と妻で認識が違うので、あくまで僕が認識している範囲の話しなのだけど、やはりこのタイミングで先方のお父さまが「よっしゃほんなら結婚やな」的ムードを醸し始めたのだ。

ということで僕たちは、あーじゃあもう、籍入れちゃうかと、崖から蹴り落とされるように入籍に向かって事を進めた。で、その一貫で両家のお食事会を催すことになり、山本家から「結納はやめときましょう。食事会はフランクにいきましょう」という提案があった。それは何とうれしい提案かと僕たちは快諾して、フランクにあべのハルカスの焼肉屋を予約したのだった。

テロリスト フロム 和歌山

食事会当日、なんだか予定よりも畏まった格好の山本家の両親と焼肉店前で合流し、着席。ちょっとお手洗いに、と席を離れて戻ってきたら、何やらテーブルいっぱいにめでたい雰囲気の色々な様々が敷き詰められているではないか。
 
 
「は?え?」
 
 
と戸惑っているうちに彼女様家のご両親がフランクな出で立ちで到着し、やはりテーブルいっぱいに展開されるめでたい雰囲気の色々な様々を見てすぐに
 
 
「は?え?」
 
 
と戸惑ってらっしゃった。

参加者6名中4名が戸惑いの表情を携える中、僕の父は何やら口上のようなものを述べ、彼女のお父上が儀式的に言葉を返す。サプライズというか、テロリズムは見事に達成されており、なんていうかもうされるがままである。ポロシャツ姿で結納の品を受け取るお義父さんに、僕は心の底で陳謝し続けた。

そんなわけで結局結納は見事に果たされた。伝統文化的なものに疎い僕は「もしかしたら本来の結納はもっと仰々してく、今回のは真似事というか、簡易版ティックなもので、あの場で戸惑っていたのは僕だけだったのではないか」と疑っていたら、後になってお義父さんが爆笑しながら「結納せーへんって聞いてたからめっちゃびっくりしたで」と言っていたから、やっぱりあれはテロだった。

僕も将来、同じことを我が子にしてやろうと思う。
 
 
結納セットの画像


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