ライブハウスなんかで「弾き語りの先生やってます」って言うと、
ちょっとしたアドバイスを求められることが多くて。
それで、だいたいその人に言いたいことは山ほどあるんだけどw
まぁやっぱりその場である程度効果の出ることを伝えることが
多いんです。
で、たぶん僕がいちばん言ってるのが、この話し。
ギターの弦に対する、ピックや爪の角度についての話しです。
ピックの角度を変えるだけで
ギターの切れ味が劇的に変わります
どうしても弾き語りをやってると、歌わなきゃいけないから、歌詞とか
ピッチなんかを気にしてやってると、どうしてもギターに対しての
集中力がおざなりになるんだけど
やっぱりね、それじゃあカッコよくなるのは難しい訳ですよ。
弾き語りってギターと声っていう2種類の音しか無いからね。
そのどっちかがテキトーっていうのは、足枷にこそなれ、得になる
ことは、殆ど無いんであります。
じゃあどうやったらギターをカッコよく弾けるのかというと、
実はカッコいいフレーズが弾ける必要はなくて
ギターをカッコよく鳴らす
ということがポイントなんですね。
で、どうやったらギターをカッコよく鳴らせるのかっていうと、
それはもう
「弦に対するピックの角度なんだと」
断言できちゃう。
それくらい大切なことで、かつ、それくらい出来ていない人が
多い案件なんですね。
今この瞬間に効果を実感できます。
冒頭の画像を見ればなんとなく分かると思うんだけど
「イマイチ」と表記してる軌道で弦を弾いてる人が大多数です。
この軌道で弦を弾くとどうなるかというと
ピックが弦に触れている時間が長くなるんですね。
ピックを振ってるのにそれが弦に触れてる時間が長くなるってことは
ピックが全ての弦を弾ききるまでの時間も長いってこと。
つまり、キレの悪い音になる、っちゅーことです。
だからピックの軌道をちょーっと意識するだけで、
あの、ピックが弦をキシュッって言って擦るような、耳に残る
嫌なノイズが乗らなくなります。
ほんのこれだけのことで
ギターの音っていうのは、とても心地の良いものに変わるんです。
大切なのは「演奏中にできてるか」ということ
って言って、その場で弦とピックを見ながら弾いてみることは
誰でもできます。
素人でもできます。
大切なのは、それを意識して演奏中にも実践できるかどうか、
ということで。
これはもう、練習して習慣化するしかないんです。
この角度じゃないとギターを鳴らしてる感が無い!
っていう感覚が磨かれてきて、そうしたらこっちのもんです。
アドバイスした方の9割が、忘れます
ちょっと残念なデータなんだけど、僕が一言アドバイスを
求められてお話しをさせてもらった方っていうのは、
その場では変化を大喜びしてずっとギターを弾いてるんだけど
約9割の方が、次に会ったら元に戻ってます。
本当に忘れる人が多すぎて、
当初は僕の教え方がマズいのかなって心配になるほどでしたw
ほら、今まで意識してこなかったことって、
誰かの一言二言もらったからって中々その場で自分の無意識に
落とせないでしょう?
みんなその場限りで、忘れちゃいます。
そういうもんなんです。
それが普通なんです。
だーかーらっ
忘れないで意識し続けるだけで普通じゃなくなって、
他の人よりもカッコいいギターが鳴らせるようになるんです。
ということですから、
弾き語りを上達させる上でギターの音をカッコよくしたい時は
難しいフレーズをいくつも覚えることもいいんだけど
ギターをちゃんと鳴らす
という基本中の基本を、まずはきちんと押さえとこうね。
ギターが鳴らせていれば全員カッコよくなるかっていうと
そういうものではないんだけど
カッコいい人はみんな、ギターを鳴らせてますから。
意識すること、し続けること。
結局は、そこに帰ってゆくのです。
それでは、今回はこの辺で。
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