上達のスピードを上げたいなら、「客観」を引き寄せよう。

正月の帰省中に親父のゴルフ雑誌を何気なく開いたら、
モノ凄く的を射た格言があったんで紹介します。

およそ自分の致命的欠陥にも気付かずに、
助言も入れずにただひとりで練習に熱中している。
そんなゴルファーほど気の毒なものはない。

〜レズリー・ジョーンズ〜

これね、何でもそう。
本当に、何でもそう。
もっかい言おう。

何でもそう!

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「ゴルフ 紳士」で検索したらヒットしたんだけど、何してんのこの人。

「客観」の有る無しで全部決まる。全部決まっちゃう。

レズリー・ジョーンズって人が本当にいるのかどうかは
調べたけど分かんなかったのね。

まぁそれはいいとして

僕らはいつだって、「自分から見た自分」を生きてるでしょう?
だけど、他の人は「外から見た自分」を見てるのね。

で、「他の人」なんて個人は存在しないから
100人の人があなたを見たとしたら
そこには100人の「外から見た自分」が生まれる。

これは、OKかな?

でね、「自分から見た自分」が自分の全てのような
気がするけど、実は「自分から見た自分」ほど、
当てにならないものはないんですよ。

ちょっとややっこしい話しなんだけど、
できるだけ簡単に話すから
付いてきてくださいね。

「外から見た自分」を知ること。これが第一歩。

是非一度やってみてもらいたいんだけど、
その辺にケータイを置いてね、動画の撮影するのよ。

で、そのカメラの前で普段通りに生活してみる。
しばらくカメラを回して、撮ったものを見直すとね、
そこには、「きっとこうだろう」ってイメージしてた自分とは
違う自分がいるの。

・思ったよりも太ってるかもしれない。
・思ったよりも痩せてるかもしれない。
・思ったよりも姿勢が良いかもしれに。
・思ったよりも背中が曲がってるかもしれない。
・思ったよりもカッコいいかもしれない。
・思ったよりもだらしないかもしれない。

とかくそこには、自分の知らない自分がいます。
そして恐ろしいことに、これまで家族や友人達と
何年間も過ごしてきたのはその「外から見た自分」なんですよ。

で、ちょっとした動きの中でもそうなんだから、
音楽もそうなの。

自分が奏でてる時に自分で聴いてる自分の音楽と
一度何かで録音したものを聴き返した自分の音楽は
全然違うように感じられるはず。

それこそ、思ったよりカッコいいかもしれないし、
思ったよりもカッコよくないかもしれない。

その時の気分で聴こえ方がはまるで違うし、
目に付くものも違うからね。

大事なのは、頭の中だけで想像した「自分から見た自分」と
実際に観察してみた「外から見た自分」っていうのは
本当に別人なんだと実感することです。

誤差を修正する。

ネガティブな人は「自分から見た自分」と「外から見た自分」の
違いを目の当たりにすると、
嫌なところばっかり見つけてきては

「ああダメだ俺全然ダメだ」

なんてことになるだけど、そんなこと言ってる場合じゃないの。
そんな暇ないんですよ。

例えば自分の演奏してる姿をケータイとかスマホで録画して
後から見返した時にね、

「うおおかっこ悪ィ!」

って感じちゃったなら、それはもう修正するしかないじゃん。
そうなった時に、
じゃあ、どんな音がいいの?理想の音はどんななの?
っていう話になる。

で、「外から見た自分」が出してる音と、理想の音の誤差を
修正しましょう、ってなるよね。
その修正作業のことを、世間一般では「練習」と呼ぶ訳です。

理想の音が無い時や理想の基準が低い時は、人から借りよう。

その時に頭の中に理想の音がある人はいいんだけど、
もしそれがない無いと、それ以上上手くなれないのよ。
どんなミュージシャンも、頭の中で鳴ってる以上の音を
出すことってね、出来ないの。

で、ちょっと冷静になって自分の音楽を外から聴いてみた時に
これはよく分からんぞと。
どうにも、自分の中に理想の音が無いぞ、と。
気付くことがあるんです。

あと、誰かから色々言われるんだけど、自分じゃあ何が
良くないのか全然分からない、ってこともあるよね。

そんな時はね、理想の基準を人から借りるの。

一番確実なのが、信頼できる先輩や仲間の前で演奏してみてね、
どう思う?って、聞いてみるんですよ。

そうしたら大体、自分が「はァ?」ってなるような答えが
返ってくるからね。

でもそこで突っぱねずに、「この人はそう感じたんだな」って
その事実だけを受け止めるんですよ。

で、その基準でもって自分でも聴き直してみる。
そうした時に、その人の言葉が納得できたなら、それは自分の
練習やパフォーマンスの中に取り入れていけばいいよね。

自分の中の基準って、人からの刺激無しには成長しないんです。
ひとりぼっちでやってる人が中々上達を感じられないのは、
比較する相手がいないから、っていうのもあるけど、
外からの刺激が無さすぎて、自分の基準が上がらないからなのよ。

人の基準を借りる時の注意点。ここテストに出ます。

人の言葉を前向きに受け止められる人ならいいんだけど、

「どんなアドバイスも自分を否定されてるようにしか
聞こえないんですあばばばばば。」

というネガティブ職人には、ネガティブ九段で鬱帯まで締めた
僕からひとつ、ちょっとしたコツをお伝えします。

それはアドバイスを求める時に、

「これができたら100点!っていうことを教えてください。」

っていう聞き方をすること。

や、分かってるんですよ。
100点なんか、なんぼ上手くなったって取れません。

だけどアドバイスってさ、
自分がより良くなるためにもらうものでしょ?

なのにせっせと「悪い点」なんかを聞いて回って、
自分の粗探しばっかりしちゃって、
「やっぱり私はダメだなぁ・・・」って気持ち良くなっちゃて、

ちゃうやん。

そんなことがしたいんじゃないよね。

僕ら今日よりも上手くなりたいの。
今日よりもカッコよくなりたいの。
今日よりも感動的な演奏ができるようになりたいのよ。

そう思うから、こういうブログを読んで、メルマガを取って、
せっせと自分に水をあげてるんだよね。

だから自分のダメなところを聞くんじゃなくて、
自分の伸びしろを教えてもらおうよ。

足りない自分に「もっと頑張れ」って罰を与えるんじゃなくて、
「これができたらもっと良くなるぞ」って優しくしてあげようよ。

「これができたら100点!っていうことを教えてください。」

いいんですよ、100点を目指して。
あなたが100点目指していいんです。

取れちゃってもいいの。
取れなくてもいいの。
取った気になってもいいのよ。

・・・長々と話してきたけれど
今回はこれが言いたかった回でしたw

では、また次回!

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