本当にその勉強法は生産性を高めているのか

沢山インプットして
 沢山アウトプットして
  自分をどんどん成長させて
   生産性を爆上げさせよう!

ということで数ヶ月頑張ってきて
 特にインプットの作法に関して
  今到達したところの考えです。

人が学ぶということはもっと
 有機的で生理的で
  軽やかなんじゃないかな
   という考察。

例えば、通勤電車の中で
 オーディオブックを聞くとか
  お風呂の中で
   YouTubeを見るとか

ながらの勉強を推奨する声って
 結構あるじゃないですか。

もちろん僕も色々試してみました。
 で、今感じていることとしては
  本当にそれって
   生産性高いのかな
    ということです。

自分でも整理しながら書いていくので
 気になった方はぜひ
  お付き合いください。

ボーッとしている時間に生産性が加速する

例えば人の脳
 特に男性の脳って

「何もしていない時」に
 右脳で生まれたヒラメキが
  整理されつつ

左脳に送り込まれていると
 言われています。

たいていはボーッとしている時に
 それが起こってるんだけど
  例えば僕の場合は

息子を抱っこして
 犬たちと散歩してる時や

妻が息子を寝かしつけている間
 黙々と皿洗いや部屋の片付けを
  している時に
   ボーッとしているようで。

今まではその時間は
 耳にAirPodsを突っ込んで
  電子書籍の読み上げを
   聞いてたりしたんだけど

それをやめてみたら
 頭がすごくクリアになったのね。

知識を「入れる」と「出す」って
 すごく大事なんだけど
  その間にある
   「整理する」こと

それも紙やペンを使った
 能動的な「整理」ではなくて

脳の生理的な働きにまかせた
 無意識的な「整理」が大切で

たぶんそれは
 無意識的な「整理」に含まれる
  「忘却」という要素が
   大きく関わっているんです。

能動的に「整理」する時には
 要不要を考えて判断することを
  無意識的な「整理」に任せると
   もうハナから「忘却」してる。

忘れてるから、検討しない。
 検討しないから
  考えるカロリーが抑えられる。

すると余裕ができて
 クリエイティブになって
  生産性が上がる。

いや待てと。
 そもそも「忘却」って
  マズいんじゃないかと。

それが案外
 そうでもないんですよ。

ヒラメキに任せてしまえ

僕らの脳は十分な経験のある
 領域に対しては
  良質な直感を落としてくれることが
   分かっています。

つまり、長い期間をかけて
 探究し続けていることは
  たぶん変に論理的に整理しないで
   脳の生理機能に任せた方が

本質的なヒラメキを
 生み出してくれるんですよ。

この辺のことは
 『ORIGINALS 誰もが
  「人と違うこと」ができる時代』
   という書籍の中で

最近生産終了した未来の乗り物
 「セグウェイ」が世に出る際の
  エピソードを例に
   語られているので

興味がある方は
 読んでみてください。

話しを戻します。

これ、そもそも探究をし始めた
 モチベーションの源泉が
  不安感や劣等感の場合
   相当抵抗のある
    提案だと思うのね。

だけど僕が確信を持って
 この提案をしているのは
  僕たちの心や身体が
   最大限の能力を発揮するのが

何にも備えず
 何も恐れず
  深いリラックスと
   共にある時だから
    ということを

アレクサンダーテクニークや
 NVCを学ぶ中で
  体感を伴って
   理解したことだから
    なんですよね。

なのでもし四六時中
 自分に何かを注ぎ続けていたり
  何かを絞り続けている人は

一日に25分とかでいいから
 リラックスした状態で
  その時にやってること以外のことを
   やらない時間を
    持ってみてほしい。

そういう実験を
 してみてほしい。

自分の中のクリエイティブな感覚が
 ざわざわと動き出すのを
  感じられるかもしれないよ。

ちなみに、そういう時間を取っても
 何かを考えることが
  止められない場合の対策は
   他にあるので

それはまた別の話し。
 機会があったら書きます。

では、また。