台風の時に「ちょっと畑を見てくる」とか言い出すじいさんを止める会。

台風8号の接近に伴い、沖縄に特別警戒態勢が敷かれたというニュースを見た。沖縄だけではなく、これから一週間日本列島は雨と風の吹き荒れる世紀末的様相を呈するということである。
台風が通り過ぎたら四国の位置がちょっとズレていた、なんてこともあるかもしれないから、注意が必要だ。

この時期になるといつも不思議に思うのが、

 

「畑見てくる」

 

といって家を出て、近所の用水路などにはまって取り返しの付かないことになるお年寄り(特にじいさん)である。
そりゃあその歳まで無事できているのだから、今度も無事だと思う気持ちは分かる。
加えて今回の台風で畑を見に行っているのだから、前回の台風でもきっと畑を見に行っているに違いない。
それでも無事なのだから、やはり自分だけは大丈夫だという誤解を抱いても仕方がない。

しかし、自分だけは大丈夫という思い込みが、運命や大自然という人の力ではどうしようもない大いなるものに対する慢心であることを忘れてはならない。
疑うなら、僕を見よ。
どんなことがあろうと自分だけは細身で巨乳で優しくて暴力を振るったりしないちょっとエッチなお姉さんと添い遂げられると慢心していたのだ。

きっとそういったじいさんはこの記事を読んだりしていないだろう。
であるから、この記事を読んでくれているあなたが身内の慢心を指摘し、台風の最中に畑を見に行くなどという愚行を止める必要がある。

しかし、じいさんは総じて頑固である。
いつも行っている自分の畑であるし、そもそも止められると反発したくなるのが人間んであるから、言葉を選ばなければならない。

そこで僕から、お勧めの文言をいくつか紹介しておく。

 

・「何かなってても、何もできないでしょ?荒れてたら一緒に直すから、今日は家でお茶飲んでようよ。

台風であるから、畑に及ぼす被害は概ね雨か風によるものである。
轟々と流れ来る水の流れや、暴風に吹き飛ばされようとしているトタンなどを、濡れたじいさんがひとりでどう出来ると言うのか。

そのことをできるだけ優しい口調で諭し、自分も畑のことを気にかけているが、それ以上にあなたのことを気にかけているのだということを伝えよう。
当然そう言ったからには、台風開けて爆撃の跡地のようになった畑に長靴を履いて出て行かなければならない覚悟を決めなければならないが、その程度で済むのなら儲け物だ。

 

・「昨日夢にばーちゃんが出てきて、じーちゃんを畑に行かせるなって言ってた。

思いのほか効果が期待出来る、じいさんとばあさんの関係性が引き合いに出す手法である。
これを言われて思うところの出ない人はまず居ない。

なお、ばあさんがまだ生きている、ばあさんとあなたが会ったことがない、などと言った場合には、説得力が格段に下がってしまう。
家族環境をしっかりと確認した上で、ご使用頂きたい。

 

・「あれ!ぴーちゃんどうしたの!だからボルタレンは飲み物じゃないって言ったじゃない!トイレ行ってくるから、それまでそこでハイハハーイ!(裏声)

畑に行ってる場合ではない、さらに重大な案件をねつ造する手法である。
「ボルタレン」という、年配者なら聞き覚えのある言葉を織り交ぜておくところがポイントだ。
事と次第によってはじいさん以外の家族が動く可能性があるが、その程度のリスクは負うべきだろう。

なおこの手法を実践した結果、「じいさんが呆然として家を出て行った」「母親がその場で泣き崩れた」「入院することになった」といった弊害が発生しても、当方は一切の責任を取らないので、ご注意いただきたい。

 

以上が、畑を見に行くといってやまないじいさんを止める僕なりのテクニックである。
しかし、いくらテクニックがあっても、気持ちが伴わなければ人は考えを改めない。
何よりも必要なのは、本当にじいさんい無事でいてほしいと願う気持ちである。

そんなことを思いながら、彼女様にこの話を振ってみた。

僕「僕が台風の日に畑を見に行くじいさんになったらどうする?」

彼女様「できるだけでっかい傘と、できるだけでっかい凧と、手元にあったらムササビさんに変身んできるスーツを渡す。」

慢心、ダメ絶対。

 

google-maps-20140707-1-r

台風8号の写真。畑に行かなくても助からないかもしれない。

 

Information

♪今後のライブ予定

《ハウスライブ》

・毎月第4月曜
→大阪南森町「D45」
http://d45.biz
→20時〜30分間
→お席代500円+何かしらオーダー

・奇数月第2土曜日
→和歌山市「AbbeyRoad」
http://www.abbeyroad.jp/main.html
 →21時〜20分ステージを3〜4回
 →お席代500円+何かしらオーダー

 

♪メルマガ配信してます。

メルマガ購読・解除

 

ブログには書けないような愉快な話、不思議な話、熱い話などを、書きたいと思った時にお送りしています。

もちろん、ライブのスケジュールや新しい動画の配信のお知らせなども。

登録希望の方は上記の登録フォームにメルマガを購読するメールアドレスを打ち込んで、「送信」をクリックしてくださいませ。

まぐまぐ!のページに行けばバックナンバー(過去記事)も公開するようにするので、現段階ではまだ一本もありませんが、過去の内容も全て公開しています。

では、メルマガでも会いましょう。登録よろしくね。

 

※メルマガ登録時、まぐまぐ!の公式メルマガも同時に登録される使用です。不要の方は、お手数ですが、まぐまぐ!のページから購読解除のお手続きをお願い致します。

まぐまぐ公式ページ

→ページ右上の『メルマガ解除』をクリックして、登録したメールアドレスを入力してから『解除URLを送信』をクリック。
登録したメールアドレスに購読中のメルマガ一覧が届くので、不要なメルマガの解除URLをクリックしてください。
まぐまぐの公式メルマガ結構あるから、ちょっと面倒おかけします。ごめんね。

「お前のことは俺が守る!」を数年間寝かせてみた結果。

一昔前の青春マンガではよく青年が恋人に向かって

 

「お前のことは俺が守る!」

 

と防衛宣言をし、その言葉に恋人も目に涙を溜めて感動するというシーンがよくあったものだ。実際に僕自身、高校時代の恋人に対してそのような感情を抱かなかったかというと、そんなことはない。未熟ながらの決意表明ということで、好感の持てるシーンである。

ところが恋人の個たる部分に触れる機会(「ラーメン屋で大盛りを頼んでいた」「冷蔵庫の中のプリンを勝手に食べるようになってきた」「ゴキブリを鼻歌を歌いながら表情ひとつ変えずに殺害する場面を目撃した」など)が増えてくるにつれ、

 

「あれ?お前の方が強くね?」

 

という疑念が胸をよぎるようになってくる。

そして更に時を経て恋人の本質たる部分(「足が臭いから2メートル以内に近付くなと言われる」「トイレに立つとついでにコンビニでプリンを買ってこいと命令される」「怒ると叫びながら、遠距離からは投擲、近距離では蹴り技を駆使したオールレンジ攻撃を仕掛けてくる」など)に触れることにより、

 

「はい、仰せのままに。」

 

と人格の矯正が進行する。

ここまでくるともうやられたい放題であるから、守るとか何とかそういうことを言っている余裕はない。むしろ誰かに守ってもらいたい気持ちで胸がいっぱいになる夜が増える。

古き良き時代という言葉があるが、時代は常に今が最善である。男女という関係性は平等になればなるほど、男性の虚弱と女性の強靭が剥き出しになる。

それがある年齢を越えてくると、男には捨てられない栄光が積み重なり、女には捨てるものがなくなる。それはひとえに、若かりし日の「俺は強い」「私は弱い」という双方の勘違いが招く悲しい未来である。

であるから僕のように、若い頃から自分の弱さというものを受け入れておけば、お互いの勘違いは最低限に抑えられる。そうすることによって将来の平穏な暮らしを補完するという実にインテリジェンスな人生計画なんである。

そうこう考えているうちに仕事終わりの彼女様から電話が掛かってきた。

 

「(ガチャ)はいもしもしすいません。はい。はい。そうです。はい。すいません。はい。すいません。いえ、彼女様は悪くないです。はい。はい。もうちょっとだけ待ってください。すいません。ちゃんと返しますから、1000円。はい。すいません。ありがとうございます。失礼します。

 

人生の歯車が軋む音が聞こえる。

 

IMG_5911

 

Information

今後のライブ予定。

《ハウスライブ》

・毎月第4月曜
→大阪南森町「D45」
http://d45.biz
→20時〜30分間
→お席代500円+何かしらオーダー

・奇数月第2土曜日
→和歌山市「AbbeyRoad」
http://www.abbeyroad.jp/main.html
→21時〜20分ステージを3〜4回
→お席代500円+何かしらオーダー

 

メルマガ配信しています。

メルマガ購読・解除

ブログには書けないような愉快な話、不思議な話、熱い話などを、書きたいと思った時にお送りしています。

もちろん、ライブのスケジュールや新しい動画の配信のお知らせなども。

登録希望の方は上記の登録フォームにメルマガを購読するメールアドレスを打ち込んで、「送信」をクリックしてくださいませ。

まぐまぐ!のページに行けばバックナンバー(過去記事)も公開するようにするので、現段階ではまだ一本もありませんが、過去の内容も全て公開しています。

では、メルマガでも会いましょう。登録よろしくね。

※メルマガ登録をすると、まぐまぐ(メルマガ配信サービス)からお知らせのメルマガが何通か届くようになります。受信が面倒な方は、上記の登録フォーム右下にあるリンクからまぐまぐのページへ飛んで、余計なメルマガの購読解除設定をお願いします。

この世に意味のないことは無いけど、別にあったっていいじゃないか。

この世で起こる全てのことには意味があるという。確かに請求書が届いたと思ったら財布からお金がなくなったし、夜中にラーメンを食べたら腹が出たし、彼女様がやってきたと思ったら冷蔵庫の中のプリンがなくなった。この事実に、疑いの余地はない。

先日、愛車ジムニーたんで母から頼まれた買い物に出掛けようとした時のことだ。家のすぐ前にある車幅いっぱいの小道で、午前中の陽気で暖まった車内の空気を入れ替えるため、僕は運転席の隣の窓をういいんと開けて、初夏の風を思い切り呼び込んだ。

すると、何か窓の外から飛び込んでくるものがあった。カエルであった。一目で越冬組と見て分かる立派なサイズのアマガエルがサイドミラーの付け根あたりから現れて、ダッシュボードとフロントガラスの角隅にピッタリと収まったのである。

 

「出ていきなさい」

 

このくらいのサイズのカエルなら別に何とも思わない僕であるが、これから街へと繰り出してちょいとショッピングを、という出立に彼の同行を許すのは、何かちょっと違うような気がしたんである。

木漏れ日が揺れる小道に止めたジムニーたんの狭い車内で、カエルとの追いかけっこが始まった。

相手はカエルである。決して機敏ではないが、瞬発力は尋常ではない。加えてジムニーたんの車内構造は、長期戦になれば明らかに僕の不利に働く。さらにカエルは小さく柔らかいから、勢い余って力など込め過ぎた日には、僕は生涯かけても拭えないトラウマを指先に埋め込むことになる。

まずはダッシュボードを端から端に、続いて助手席からサイドブレーキの先端を辿って、ハンドルへ。カエルは僕を翻弄するかのように、敢えて僕の手の届く範囲を飛び回っているように見えた。

相対する僕は体の動きを大きく制限されている上に、下手な手を出してアクセルの裏側などに回り込まれてしまったら一大事である。体の大きさを利にできず、慎重と愚鈍を足して割ったような中途半端な動きになってしまう。

ふと、そうしてしばらくあばあばとしていると、ふとカエルが僕の右手の指先に跳び付いた。

 

「くぬ!くぬくぬくぬ!」

 

と力いっぱいにカエルを追い掛けていた僕はそこで一瞬あっけにとられ、気が付いた時には窓の外へと消えていく緑色の尻を眺めていた。ほんの数分の出来事でなんとも言えない倦怠感を抱いた僕は、溜め息をひとつ付いて当初の目的である買い物へと意識を切り替えた。

するとどうだ、左手が握ったサイドブレーキが、びっしょびしょに濡れている。よく見ると助手席とダッシュボードにも、びちゃびちゃと潰れた水滴が続いている。

追いかけっこの最中に放出された、カエルの尿であった。

倦怠感が疲労感に変わり、買い物に対するモチベーションがここ最近で一番の勢いでもって落ちていく。気を取り直そうと、眼鏡を外して眉間を指で触った。右手にひっかかっていたカエルの尿が、僕の額でキラリと光った。

この世で起こる事には全て意味があるかもしれないが、無いことだってあってもいいではないか。この日、僕は少しだけ大人になった。

 

IMG_6102

件のカエル。居心地いいのは分かるけど、そういうところに収まるんじゃあない。

 

Information

今後のライブ予定。

《ハウスライブ》

・毎月第4月曜
→大阪南森町「D45」
 →http://d45.biz
→20時〜30分間
→お席代500円+何かしらオーダー
・奇数月第2土曜日
→和歌山市「AbbeyRoad」
 →http://www.abbeyroad.jp/main.html
→21時〜20分ステージを3〜4回
→お席代500円+何かしらオーダー

 

メルマガ配信しています。

メルマガ購読・解除

ブログには書けないような愉快な話、不思議な話、熱い話などを、書きたいと思った時にお送りしています。

もちろん、ライブのスケジュールや新しい動画の配信のお知らせなども。

登録希望の方は上記の登録フォームにメルマガを購読するメールアドレスを打ち込んで、「送信」をクリックしてくださいませ。

まぐまぐ!のページに行けばバックナンバー(過去記事)も公開するようにするので、現段階ではまだ一本もありませんが、過去の内容も全て公開しています。

では、メルマガでも会いましょう。登録よろしくね。

※メルマガ登録をすると、まぐまぐ(メルマガ配信サービス)からお知らせのメルマガが何通か届くようになります。受信が面倒な方は、上記の登録フォーム右下にあるリンクからまぐまぐのページへ飛んで、余計なメルマガの購読解除設定をお願いします。

少年の夢が破れた日。

サッカーワールドカップの時期も過ぎ、さも興味の無い素振りをしていた僕であったが、実際それほど興味はなかった。普段からスポーツ観戦を殆どしないのだけど、それ以上に騒いでいる人たちがあまりに騒いでいるものだから、遠い祭りを見ているようですっかり気持ちが萎えてしまったところが大きい。

クラブやパーティー文化もそうなのだけど、僕は人が大勢でエネルギーを吐き出し合っている空間が苦手である。騒いで楽しいという感覚が分からないし、そもそも自分の中のエネルギーを吐き出す方法を知っているから騒ぐ必要がないのである。

そんな、結局のところワールドカップがもう終わっているのか、終わっているのだとしたら、どこが優勝したのかも知らない僕であるけれど、実は小学生の頃の夢はサッカー選手であった。

人(全国の僕以外の人物を除く)は僕のことを、遅れてきたキャプ翼世代と呼ぶ。実際オンタイムなキャプ翼世代は僕よりも少し上なのだけど、なぜか我が家にはキャプテン翼がほぼ全巻網羅されていたのだ。シュートの打ち方から休憩時間の使い方まで、僕はキャプテン翼から大変な影響を受けて小学生時代を過ごした。余談であるが、地獄先生ぬ〜べ〜からは性の目覚めにおいて大変な影響を受けている。

そんな僕であるから、当然小学生時代は開けても暮れてもボールを追い掛けて暮らしていた。

とにかく目の前にあるボールを蹴るために走り、その先の作戦などまるで無いのだけど逆サイドから上がって「パスパース!」と叫び、ゴールキーパーと一対一になった際には一度立ち止まって「チャック開いてるよ」と虚偽の情報を流す。

まさに体力と知能をフルに活用したマルチプレイヤーであったという。

そんな僕がサッカー選手の夢を諦めたのは、ズバリ中学校にサッカー部が無かったからだ。

僕が通っていた小学校は細い谷間にあって、中学校に上がってもクラスのメンバーが全く変わらない。信号も無いような田舎であるから、当然生徒の人数は少なく、よって大人数でプレイする団体スポーツはそもそも部活動として成り立たないのだ。

転機があったとしたら、小学校6年生の夏の頃だ。クラスメイトのだいすけくんから山ひとつ向こうに行けばサッカークラブがあると聞いた僕は、これが最後の希望だと思って家に駆け帰り、両親にそのことを伝え、なんとかサッカークラブへの入団許可を取り付けようとした。

山ひとつ向こうであるから、当然送迎をお願いしなければならない。しかしちょうどその頃教職を退いた祖父が時間を持て余していたので、クラブへの送り迎えの当てはあった。入ってどうするのかという問い掛けに関しては、交渉材料など皆無であるから、とにかく頑張るという他ない。

息を切らせて帰ってきた夏休み。サッカークラブに入ると決めただいすけくんに続くのだと胸を高鳴らせた夏休み。まだ半年以上先のテニス部しかない中学校への入学を見通し、父が大フライングで僕のラケットを買ってくれていた夏休み。

無理だもの。

マイラケットがあったんだもの。

学生の頃からテニス大好きだったとーちゃんが額に汗をにじませてニッコニコしながら「最近のラケットは軽いなぁ」とか言ってピカピカのラケットをビュンビュンやってたんだもの。

そういう訳で僕のサッカー選手への夢は、ボロンとかなんとかっていうメーカーのラケットに軽快に打ち落とされて、小砂利混じりのテニスコートに転がった。

僕はサッカークラブには入らず、中学校に上がってからテニス部で頑張り、3年生の頃にはキャプテンを勤めた。この少人数のスポーツを経験したお陰で個という概念に強い興味を持ち、それはその後空手、今現在のシンガーソングライターという個のスタイルへと受け継がれている。もしあの時サッカークラブへの入団が決まっていたら、まるで違った人生であっただろう。

運命は常に人をその人らしく導いていく。その時は自分の意に沿わないことも、結果的にその後の人生に大きな指針を立てることは多々あるのである。

現実を受け入れ、今目の前にあるものを全力で楽しむことだ。小学6年生の夏休み、僕はその法則を悟り、テニス部で全力を尽くすことを決めた。僕はこれを人生の基準としてきたし、これからも忘れない。あと、とうとう息子と一緒にテニスが出来る日がやってきたと感極まった瞬間に

「サッカーしたいんだけど・・・」

と言われたテニス親父の、あの物悲しそうな目も、忘れない。

 

IMG_6089

 

 

Information

メルマガ配信しています。

メルマガ購読・解除

ブログには書けないような愉快な話、不思議な話、熱い話などを、書きたいと思った時にお送りしています。

もちろん、ライブのスケジュールや新しい動画の配信のお知らせなども。

登録希望の方は上記の登録フォームにメルマガを購読するメールアドレスを打ち込んで、「送信」をクリックしてくださいませ。

まぐまぐ!のページに行けばバックナンバー(過去記事)も公開するようにするので、現段階ではまだ一本もありませんが、過去の内容も全て公開しています。

では、メルマガでも会いましょう。登録よろしくね。

東京(最後ちょっと大阪)ツアーを振り返るイケメンの不具合腹具合。

一週間強に及んだ関東ツアーが終わり、現在節々の痛みに耐えつつ自宅で療養に努めている。戦士には休息が必要である。

休息を取ることは不誠実だ、気合いが足りないと言う者も居るが、元来休息とはよりよい仕事のために取るものである。脳や体がオーバーヒートした状態で勤める仕事の、どこに誠実さがあると言うのか。

疲れさせないこと、ある程度の疲れの中でベストを尽くすことは当然必要なことであるが、疲れ自体を受け入れて次の仕事のために休息を取る事もまた必要である。要は、バランスの問題だ。

それはそれはハードな数日間であったから、僕はバランスを取るためにアイスカフェラテを飲みつつチョコレートにかぶりつき、あずきバーとホームランバーを飲むように食べた。その結果、尋常ならざる腹痛と下痢に襲われた。バランスを踏み外したのである。もっと怠惰に休み尽くさねばならないということだろう。休息とは実に奥の深い行為である。

さて、今回のツアーの総括というか、まとめの話し。

今回のツアー日程は、おおよそこんな感じであった。

 

6/21
・早朝〜
東京新宿に到着。早速渋谷で駅の方向を見失う。小腹が空いたのでどん兵衛を食べたところ胸焼けを発症。コンビニのトイレにどん兵衛の大半を破棄しつつ、長いツアー生活の始まりを噛み締める。

・13時〜
都内某所にてセミナー講師のための勉強会に参加。志近しい仲間たちと知り合う。頂く名刺には代表取締役とかなんかそんなのばっかり書かれていて、切りはずしたノートに名前とメールアドレスを書いた手作り名刺を配っている自分が愉快になる。

・18時〜
せっかくだから都内を歩こうと知らない街歩き病が発症。代々木渋谷表参道界隈を数時間歩き倒す。トランクの持ち手と手のひらの境目が曖昧になったところで終了。

 

IMG_5909

 

6/22
・9時〜
勉強会2日目。濃厚な内容にクラクラしつつも一日セミナーを受講し切る。怪しげなイスに座って写真撮影。怪しげなイスに座ってもイケメンはイケメンであると知る。

・18時〜
渋谷で一泊。偶然音楽仲間の中村修人と出会う。そのまま渋家というところのパーティーイベントを観戦。人が多過ぎて逃げ出す。

IMG_5921

 

6/23
・12時〜
渋谷の某スタジオで弾き語り教室。初めましての方とマンツーマンで音楽に向き合う。沢山の余分を削ぎ落としたその方のサウンドに感動して泣きそうになる。

・15時〜
高円寺のミスタードーナツでコーヒーをガバガバ飲みながら後日に迫った主催の勉強会の展開や内容を作る。こんなに甘いドーナツなんて、と毎回思うのに何故か入ってしまうミスタードーナツの不思議につていも考える。自分が愚かであるということ以外の答えが見つからない。

・19時〜
高円寺の楽やというお店でライブ出演。懐かしい方とブッキングされていたり、お客さんとして来てくれて、喜び勇んで歌い切る。
ヤシノミさん、SPICAさん、唐さん、ずずこさん、ウパちゃん、絡んで頂いた共演者の方やお客様、楽やのスタッフのみなさま、ありがとうございました。

・0時〜
勢い余ってウパの家がある千葉県津田沼まで付いていく。二人で撮影した動画をチェックするためにデータを入れたCDRを開いたところ、入れたはずのデータが入っていないという事件。世界は不思議でいっぱいである。

IMG_5929

IMG_5998

 

6/24
・日中〜
先日偶然出会った中村修人の自宅に伺う。家の中のマンガをただただ読みふけり、時間が過ぎる。

・20時〜
弾き語り教室2回目。やたらめったら笑いながら、参加された方の音楽的美意識を掘り下げる。誰しもが「カッコイイ」という基準を持っていて、それがいつの間にか新しい技術を取り入れたいという欲求で埋もれてしまうという学び。自己の向上における『引き算』的発想の重要を知る。

 

6/25
・日中〜
中村氏の自宅に一泊させてもらい、明け方までマンガを読みふける。

・16時〜
町田のWeatVoxというお店で開催されるアコステという飛び入りイベントに参加するため小田急で移動。初めてのアコステで、関東時代に出会った先輩ミュージシャンのコットンケットさん、ないとうたいとさんと再会乾杯。他、北海道から出てきた次世代発想のミュージシャン達と、今後のお互いの成長について激励し合う。

・夜〜
町田に一泊。町歩き病が再発し、明け方まで何をするでもなく町田を歩き倒す。

IMG_6012

IMG_6010

 

6/26
・12時〜
夜からの主催勉強会のために会場である渋谷に早入り。スプーンで切れるトロットロの角煮が乗ったカレーを食べ、コインランドリーで洗濯物を回しつつ勉強会の運営の最終確認。

・19時〜
渋谷の会議室で勉強会開催。受講して頂いた方からは大変ご好評いただき、一安心。良かったところと課題を掛け合わせて、次回に挑む。

・夜〜
ジャグアタトゥーアーティストの”でー”にイラストを入れてもらった後、綾瀬まで移動し、1年振りに再会した役者の中西氏と明け方まで飲み明かす。恐ろしくディープな話し。この辺りから、睡眠不足によるもにょもにょを常に感じるようになる。

IMG_6026

IMG_6023

 

6/27
・日中〜
明け方まで飲んでそこから移動。町田で少し休む。常に意識が朦朧としていて、気が付くと「あ”ー」という声が漏れているという状態が続く。

・16時〜
相模の風レコードの代表いしはらとしひろさんと、共同企画ステージテクニック向上委員会、略して「すててこ。」の動画撮影。やたらと調子がよく、当初予定していたよりも2本ほど多く動画を撮影。その後奥様の風来姐さんとも合流し、新鮮味の欠片もなくこの先々について語り合う。

・23時〜
翌日の現場が海老名であった関係で、本厚木か町田への宿泊を促され本厚木をチョイス。移動中乗り換えを失敗し、大和に降り立つもその何もなさに絶望し、滑り込んだ最終便でなんとか本厚木に。雨に打たれながらネカフェに逃げ込み、傘を片手に街歩き。もはや不治の病と言っていい。

IMG_6040

 

6/28
・日中〜
雨の中海老名へ移動。到着が早過ぎたため、駅前のショッピングセンターで少し遊んでから現場入り。そこその雨。やはりいい男には水が滴るのだと確信を深める。

・15時〜
かねてより準備をしていたイベント《MooBeaLounge》開催。「4人の企画」と決めて進めていたはずなのに家口氏が最終的に4人のバンドに進化を遂げていたことに言いがかりをつけていたところ、皆で飲もうとウィスキー響を取り出してきたので全面的に許容することに。

・夜〜
イベントにお客さんとして来てくれていた友人臼井氏の自宅に一泊させてもらう。夜中に食う焼きそば一平ちゃんはどうしてこれほど上手いのかと談義を交わした結果、この談義こそ夜泣きであり、明星の思うがままであるということに気付く。

IMG_6055

IMG_6051

IMG_6060

 

6/29
・9時〜
プリキュアの一番盛り上がり直前に臼井氏の自宅を出る。道中で別れ、新横浜まで移動し、新幹線に。溜まっていたメールを返しつつ、大阪を目指す。

・15時〜
吹田市の浜屋敷に到着。この日開催であったイベント《蔵人ぴあ》の準備件打ち合わせ。打ち合わせに来ていた音楽仲間のしょーちゃんが

「このデジカメFacebookに写真がアップできるんです」

と取り出したところ、「どのように」「どこを経由して」「どう操作して」などと質問攻めに合い、実はその機能が全く使いこなせていなかったと知れてその場に崩れ落ちた。知らないことを堂々と口にするものではない。

・18時〜
イベント開始。圧倒的に無音な蔵の中で、朗読家玻瑠あつこさんと、この日のゲスト見上裕司と音と言葉を重ねる。

・21時〜
お疲れさまでしたの飲み会。一仕事終えてのビールでここ数日常にONに入っていたスイッチが、いよいよ落ちる。飲みながらウトウトとしていたら、玻瑠さんが爪楊枝を僕の頭に突き立てようとした。付き合う人は選ばなければならないと、心に刻む。

・23時〜
明らかにあちこち痛かったけれど、それでも止められない街歩きの病。天王寺のホテルに荷物を預け、明け方までその辺を練り歩く。深夜の通天閣商店街は、実に生々しく人間の営みの残骸に満ちていた。

IMG_6074

 

6/30
・10時〜
ちょっとだけハルカスを歩いて、和歌山県の自宅に向かう特急黒潮に乗り込む。車内では爆睡。駅を乗り過ごす夢で2度ほど目が覚める。こんな可愛らしい僕を

「ちゃんと見てるぞ」

と言って抱きしめてくれる美少女が居ないことに、人生の不公平を悟る。

・14時〜
無事帰宅。6月中に処理しなければならなかった事務的なアレコレを一気に片付け、完全に沈黙。

 

大まかにはこのような流れで、独立してから初めての東京(最後ちょっとだけ大阪)ツアーは終了した。大勢の方と出会い、再会し、どんどんと次の何かへと繋がってゆくきっかけが沢山得られた。

ただひとつ大きな傷を伴い学んだことは、真夜中の街歩きは本当に体に悪いということであった。天地逆転し内蔵がかき回され、こめかみに泥の付いた竹を付きたてられたようなあの感覚の中では、自らのコントロールなど夢の中の戯れ言である。

全身を襲う気だるい疲労感をたしなめるため2本目のホームランバーを開けつつ、自らの体を労る大切さを噛み締めた次第だ。おなかいたい。

家口リョウと山本優作のMooBeaチャットショウ⑥〜本番直前の戯れ言〜

黙っていても月日というのは経つもので、いよいよ今日はMooBeaLoungeの開催当日となった。家口氏が今日まで警察機構にその身を捕縛されずにこれたのは、控えめに言って奇跡あるいは僥倖である。イベントの終了に合わせて機動部隊の突入などが見れるかもしれないので、現場に来られる方は楽しみにしておいて頂きたい。

さて、これがMooBeaLounge開催前最後のチャットブログである。これまで追い掛けてくださった皆様には、心から感謝する。今日会場でお会いできることを、楽しみにしている。

『海老名ELEPHANT STONE』

会場 海老名EJEPHANT STONE
http://r.gnavi.co.jp/a234700/
時間 18:30 start 19:00 start
料金 2500円(1Food 1Drink 付き)

 

ボーダレスキッチンエレファントストーン_-_Google_マップ

 

家口リョウと山本優作のMooBeaチャットショウ⑥〜本番直前の戯れ言〜

6.28EVENT

IMG_6048

 

山「あと何時間かで現場集合っていうところで、僕もいつもの和歌山の仕事部屋じゃなくて、前乗り一拍した本厚木のカフェで書いてます。今日はよろしくお願いします。」

家「昨日実は電車乗り間違えたって情報も入ってきてますが、どうぞよろしくお願いします。」

山「相模大野でね・・・ふふ・・・
ほんで、今日の会場のエレファントストーンなんだけど、どんな感じのところなの?」

家「片瀬江ノ島線にいったわけだね笑)
今日のエレファントストーンはね、一言で言うと『面白いとこ』なんだよ笑」

山「ライブハウスっていう感じのところじゃないんだよね?」

家「全然笑)
だってダイニングバーですからσ(^_^;)
マスターの桑さん曰く『うちは居酒屋だから』なんだけど笑)」

山「写真何枚か見たけど、なんか怪しげなアイテムが大量に置かれてたよねw」

家「それはね笑)
すごく音楽好きで面白いマスターだからこそ作れたら空間、って感じ(*^^*)」

山「なるほどなぁ。
駅からは近いのかしら?」

家「駅からは徒歩七分くらい、かな。
道順は楽だけど入り口がちとわかりづらいかも。
でもお店前に看板あるし【つなみ】ってお店の二階だからそこまで迷うこともないかな。」

山「おうけい。
後で写真撮って流そう。

いやぁしかあし、当日だねぇ。
君、企画が立った時と随分違う形態になったじゃないかw」

家「ってかその話恨んでる?笑)

ただ今回すごく思ったのは、【お互いの世界観のガチンコ】だったんだよね。
優作さんがソロだからこそ出せる音楽が僕はすごくいいなぁと思うし、逆に僕は前から出したかった形態を今回ぶつけられる機会に恵まれた、って感じ。

ソロが際立つ人とじゃないとこんな裏切りみたいな僕だけバンド、ってことようできないよ笑)」

山「いや、面白かったからw

本当に二人のガチンコイベントでギターバトル的なセクションも検討してたのに、あなたのSNS見てると日に日にメンバーが増えていくんだものw

「ふざけんなwwwww」

ってなってた。
死ぬまでネタにするでこれは。」

家「末代までのネタ提供www」

山「そういえば、バンド名とかあるの?」

家「 バンド名は【SHTカルテット】っていいまふ。」

山「SHTは何でできてるん?」

家「それはね、ステージで発表予定なんですよ笑)
しゃべり忘れてたら粋なヤジを飛ばしてください。」

山「なるほど了解。
今流行りのセクハラヤジあたりを飛ばしてみます。

さぁさぁ、ぼちぼちリハしなきゃだから、まとめてゆきましょう。
今回はりょーさんのホームで、ダブルネームとはいて初めてりょーさんが主役を張る訳じゃない。
なにかこう、メッセージというか、意気込みのようなものを、ひとつ。」

家「おぉ、おぉ…w

意気込みは一つですかね。
みんなでたくさん、音楽で笑いましょう!(*^^*)

山「いよぉぉしやりますよぉぉお。
みーんな幸せにしちゃうかんね。

それでは《MooBeaLounge》、本日夜18:30 open 19:00 startです。
まだお席が若干空いてるので、見に来たい!という方は、早めに連絡くださいね。」

家「うしゃゃあぁぁぁd( ̄  ̄)
よろしくお願いします(*^^*)!」

山「ほんでは、会場でお会いしましょう。
よろしくね!」

家「へばまたのちほど!」

《MooBeaLounge》
会場 海老名EJEPHANT STONE
http://r.gnavi.co.jp/a234700/
時間 18:30 start 19:00 start
料金 2500円(1Food 1Drink 付き)

 

 

Information

メルマガ配信しています。

メルマガ購読・解除

ブログには書けないような愉快な話、不思議な話、熱い話などを、書きたいと思った時にお送りしています。

もちろん、ライブのスケジュールや新しい動画の配信のお知らせなども。

登録希望の方は上記の登録フォームにメルマガを購読するメールアドレスを打ち込んで、「送信」をクリックしてくださいませ。

まぐまぐ!のページに行けばバックナンバー(過去記事)も公開するようにするので、現段階ではまだ一本もありませんが、過去の内容も全て公開しています。

では、メルマガでも会いましょう。登録よろしくね。

ジャグアタトゥーとイケメンの失敗。

ジャグアと呼ばれるタトゥーがある。一時有名になったヘナと同じく二週間ほどで消えるタトゥーで、暖かい国で生まれた果物の汁が原材料になっているらしい。

昨日僕が主催したアーティストのための勉強会の後、参加してくれていたジャグアタトゥーアーティストの「でー」に、いっちょクールなのを入れてくれと頼み、描き込んでもらった。

でーには去年の年末にも同じように右手にポイントを入れてもらっていて、今回が二回目である。このタトゥーは肌に浸透して発色する塗料を鋭いチャコペンのようなもので描いていくのだが、扱うものが水っぽく、少しずつ垂らしながら下書きのないところに模様を描いていくという作業になる。

これが、大変に早い。

あーだこーだとお喋りをしていると、15分も経たないうちに大変にカッチョ良い模様が僕の右手に完成していた。しこたま描いているとはいえ、本当にその場でオリジナルのデザインを一度の修正もなく描き込んでしまう辺り、圧巻の職人芸である。

 

IMG_6026

この人が「でー」。写真だとオカマっぽいけど、女性。たぶん。あと奥に居るモヒカンは今回はスルーしといてほしい。

 

この塗料は三時間ほど放置すると肌に馴染む。洗い流した直後はそれほど濃くないのだが、しばらくすると深い色に発色してくる。

僕は去年入れてもらった時に発色しやすい体質だということが分かっていたから、塗られていた塗料を洗い流しながら、明日にはバッチリと模様が浮き上がっているだろうという確信があった。

僕の演奏のスタイルは、右手に特徴がある。それほど大きくない動作でギターのボディを叩きつつビートを刻むから、よく人に見られているのである。であるから、右手にジャグアを入れることは、僕自信のキャラクターを立てるという視点で見ると、大変に意味深いもだ。

繊細な花模様。柔らかく揺れるツルと葉。美しくも力強いそれは、クールなイケメンである僕にマッチするにも程がある。そういった人間性を見いだしていたからこそ、でーもこのようなデザインを施してくれたに違いない。

そのことをでーに伝えたところ、斜め上を見ながら

 

「あ”ぁ”」

 

と唸っていた。おそらく、ジャグアを描き込んでいるうちに僕のさらに深い魅力にアクセスしてしまい、見つめ合うと素直にお喋りができないTSUNAMI症状を発症してしまったのだろう。イケメンの罪は深い。

翌日。即ち今朝である。もぞもぞと起き出してきて早速右手を見ると、やはり既にジャグアが深い色で発色している。しかし、何かおかしい。人差し指に墨汁が掛かったような汚いシミがある。擦ってみても取れる気配がないので、でーに連絡を入れてみた。

 

僕「でーさん、あたしの右手になんか汚いの付いてるんだけど。」

でー「あー、昨日洗い流しが足りなかったんだね。」

僕「えっ じゃあこれ、ジャグアなの?」

でー「そだよー。二週間は消えないから。」

僕「えええっ それじゃ困るよっ」

でー「ちゃんとしっかり洗いなっていったじゃん。」

僕「うう・・・なんか汚い・・・」

でー「いいじゃん、自分らしくなったじゃん。」

 

でーが何を言っているのか、よく分からなかった。

 

IMG_6027

 

 

Information

6/28 MooBeaLounge 家口リョウ × 山本優作

 

6.28EVENT

ムード感満載、JAZZ系シンガーソングライター家口リョウと、ビート感満載の踊れるシンガーソングライター山本優作の初のダブルネームイベント。

弾き語り、バンド、インスト、ロックにJAZZにフォークにポップス・・・変幻自在のサウンドワークをたっぷりお楽しみ頂きます。
ゆったりお食事やお喋りの楽しめるラウンジパーティー形式のイベントです。

 

MooBeaLoungeの詳細はこちら

その他のライブスケジュールはこちら

 

メルマガ配信しています。

メルマガ購読・解除

ブログには書けないような愉快な話、不思議な話、熱い話などを、書きたいと思った時にお送りしています。

もちろん、ライブのスケジュールや新しい動画の配信のお知らせなども。

登録希望の方は上記の登録フォームにメルマガを購読するメールアドレスを打ち込んで、「送信」をクリックしてくださいませ。

まぐまぐ!のページに行けばバックナンバー(過去記事)も公開するようにするので、現段階ではまだ一本もありませんが、過去の内容も全て公開しています。

では、メルマガでも会いましょう。登録よろしくね。

 

商人の矜持とヘリウムにーちゃん。

今日からほぼ一週間の東京ツアーである。ツアーといっても形のあるライブへの出演は2回だけで、あとは仕事の勉強をしていたり弾き語り教室を開催していたりする。

働くことというのは、とても簡単で難しい。これは音楽のライブのようにちょっと特殊なスキルの必要なものでも、僕が初めてやったアルバイトだったコンビニのレジ打ちでも変わらない。

仕事を一言で言えば、圧倒的に人の役に立つことである。どう役に立つか、という形が違うだけで、その本質はどの職業にしても変わらない。だから現場に居る時は、我を捨ててどうすればそのお客さんを幸せにできるかを徹底的に考えて、実践していればいい。論理は簡単なんである。

ところが、我を捨てることが大変に難しい。良い仕事をしたら褒めてもらいたいし、出来るだけ遣り甲斐のある仕事を回してもらいたいし、何かミスをしたら庇ってもらいたい。この、「僕が」「僕を」「僕に」というのが、我である。

この我を捨てられないでいると、お客さんに喜んでもらえないどころか、迷惑を掛け嫌われてしまうこともあるから注意が必要だ。

先日洋服を買いに行った時のことである。積み上げられていたシャツを広げて見つめていると、ショップ店員のにーちゃんが何やらギリギリ聞き取れないボリュームでもって話し掛けてきた。何かお探しですか?とよく言われるアレを言われたのかと思い

 

「ん〜、まぁ、別に」

 

と言葉を濁したところ

 

「それはよかった!」

 

と大変な笑顔になった。この人は一体何を言ったのだろうと愉快な気持ちになって話しを聞いていると、どうやら兄ちゃんは

 

「この辺に並んでるの全部うちの自社ブランドなんっすよぉ」

 

なんてことを嬉しそうに喋っている。だから何だというのか。僕が欲しいのはこのクールなイケメンをさらに七色に輝かせ、すれ違う女性を端から煩悩の渦に叩き落としてくれるような魔法の法衣である。その製造元がユニクロであろうが、このにーちゃんの店の商品であろうが、はっきり言ってどうでもいい。

僕は明らかに怪訝な顔をしていたろうが、にーちゃんは止まらない。

 

「いやぁ普通だったらこんだけ自社製品でフェースとらないっすからねぇ」

 

もうこのにーちゃんは自社ブランドの服が誇らしくてしょうがないようだ。そこまで付き合った時点で僕は、この軽薄な男が一体この話しをどこに落とすつもりなのか、そればかりが気になっていた。

 

「・・・」

 

終わったもの。そりゃあそうだもの。おたくの品物がおたくの店の中でどんだけ面とってても、すごくどうでもいいんだもの。

しかし、このまま会話が終わってしまっては彼の真意が理解できない。仕方なく僕の方から一歩踏み出してみることにした。

 

「普通のお店はもっと自社製品は小さく出すんですか?」

「そーぉっすねぇ」

「・・・」

「・・・」

 

終わるもの。終わるに決まってるもの。自分でそれ以上広げられない話し振ってるんだもの。

僕はこの解き放たれた弓矢のようなにーちゃんにそそくさと別れを告げ、隣に居た別のお姉さんの勧めでオレンジのシャツと花柄のポイントが可愛いトップスを購入した。

お姉さんに誘われレジに行くと、さっきのにーちゃんがレジを打ってくれた。にーちゃんはタグをスキャンしながら、

 

「これ、うちのブランドなんっすよ」

 

と言って、ヘリウムガスよりも軽い笑顔を浮かべた。

 

IMG_5909

その時買った、ヘリウムにーちゃんの店のオリジナルブランドの服。

 

Information

6/28 MooBeaLounge 家口リョウ × 山本優作

 

6.28EVENT

ムード感満載、JAZZ系シンガーソングライター家口リョウと、ビート感満載の踊れるシンガーソングライター山本優作の初のダブルネームイベント。

弾き語り、バンド、インスト、ロックにJAZZにフォークにポップス・・・変幻自在のサウンドワークをたっぷりお楽しみ頂きます。
ゆったりお食事やお喋りの楽しめるラウンジパーティー形式のイベントです。

 

MooBeaLoungeの詳細はこちら

その他のライブスケジュールはこちら

 

メルマガ配信しています。

メルマガ購読・解除

ブログには書けないような愉快な話、不思議な話、熱い話などを、書きたいと思った時にお送りしています。

もちろん、ライブのスケジュールや新しい動画の配信のお知らせなども。

登録希望の方は上記の登録フォームにメルマガを購読するメールアドレスを打ち込んで、「送信」をクリックしてくださいませ。

まぐまぐ!のページに行けばバックナンバー(過去記事)も公開するようにするので、現段階ではまだ一本もありませんが、過去の内容も全て公開しています。

では、メルマガでも会いましょう。登録よろしくね。

 

セールストークが難しい。

その昔、自分がCDを発売したことをステージ上からお客さんに伝えるために、あまりにセールスっぽくなってはいけないという思いから、妙なことを口走っていたことがある。

 

「はいどうも、今回ね、CDがあるんです。
コンパクトディスクね。
さっき歌ったあの曲が入ってます。
気に入ってくれたら、買ってってください。
もし気に入らなくても、安心してください。
中のCDは庭に掛ければ鳥よけになるし、コップの下に敷けばちょっとオシャレなコースターになります。
あとケースも、ジャケット簡単に取れるからね。
何か他のCDを入れることもできるから、一切無駄なく活用できますよこれ。」

 

酷いセールストークもあったものである。これでは買いたい人も買う気が失せるというものだ。せめて

 

「CDってほら、角が無いから、お子さんが手裏剣遊びするなら、このCDを10枚くらい買って渡してあげればね、当たっても痛くないですよ。」

 

とお子さんのいるご家庭へのアプローチを明確にするであるとか、

 

「このCDの売り上げで、僕は社会保険と国民年金を払います。
みなさんのご家族に、社会福祉のサービスを受けてらっしゃる方はいますか?
僕のCDを買うということは、社会に貢献するということです。
即ち買わないということは、社会への貢献を放棄するということです。
それは強いては、自分が将来社会福祉のサービスを必要とした時に、充分なそれが受けられなくなるリスクを取る、ということにも繋がります。
その不安を、1000円で解消しませんか?」

 

と将来への不安を煽るくらいのことをしても良かったのではないか。

そのような思いを胸に抱いて先日の大阪ツアーに臨んだところ、ステージ上でセールストークを展開することをすっかり忘れてしまい、去り際に

 

「あっしっCDあるんでお願いしますっ」

 

程度のことしか言えなかった。そうしたら、CDを買って頂けたのである。商売とは、かくも難しく奥深い。

 

写真 2014-06-16 18 45 28

Information

♪6/28 MooBeaLounge 家口リョウ × 山本優作

 

6.28EVENT

ムード感満載、JAZZ系シンガーソングライター家口リョウと、ビート感満載の踊れるシンガーソングライター山本優作の初のダブルネームイベント。

弾き語り、バンド、インスト、ロックにJAZZにフォークにポップス・・・変幻自在のサウンドワークをたっぷりお楽しみ頂きます。
ゆったりお食事やお喋りの楽しめるラウンジパーティー形式のイベントです。

 

MooBeaLoungeの詳細はこちら

その他のライブスケジュールはこちら

 

メルマガ配信しています。

メルマガ購読・解除

ブログには書けないような愉快な話、不思議な話、熱い話などを、書きたいと思った時にお送りしています。

もちろん、ライブのスケジュールや新しい動画の配信のお知らせなども。

登録希望の方は上記の登録フォームにメルマガを購読するメールアドレスを打ち込んで、「送信」をクリックしてくださいませ。

まぐまぐ!のページに行けばバックナンバー(過去記事)も公開するようにするので、現段階ではまだ一本もありませんが、過去の内容も全て公開しています。

では、メルマガでも会いましょう。登録よろしくね。

 

ミュージシャンに向けられる評価の基準とイケメンの不遇。

元来音楽の制作や演奏を生業とするミュージシャンにとって、乗り越えるべき大きな壁がある。それは、「面白いかどうか」だ。

ライブハウスやバーの客席にいると、よくお客さんが

 

「曲はまぁまぁよかったんだけど、トークがイマイチだったよなぁ。」

 

なんてことを言っているところを見かけることがある。とんでもない話しである。相手はミュージシャンであって、漫談家ではないのだ。

面白く話すということは、大変な準備とセンスが求められるひとつの技術である。それはそもそも、音楽の演奏とは全く異なるベクトルを持つパフォーマンスだ。それを主たる題目である音楽と並列に評価されるのだから、たまったものではない。ちょうど、車を運転しながら

 

「空を飛ばない」

 

と文句を言うようなものだ。脳の安否が気遣われる。それとこれは、別件なんである。

ところが、そのような正論は現場では通用しない。トークがつまらないミュージシャンはトークがつまらないミュージシャンというレッテルを張られ、冒頭で述べたようなちょっとそれ何かちゃうんですけど的評価を下される。

これはつまり、ミュージシャンだから音楽だけをやっておけばいい、ということではない。『私個人全てが作品です』くらいの気概でもって事に挑むべきである、ということだ。

そしてこれ、世の中のあらゆる物事にも当てはまる。

 

仕事が早くても暗くて人の悪口ばかりをボソボソ喋るような陰気な奴とは働きたくない。

口を開けば頭が痛い膝が痛いと訴える老人と付き合うのは辛い。

どんなに好きでも嘘を付くような人とは付き合っていられない。

 

世の中は色々な仕分けがされていて、色々な物事があるように見えるが、その本質はひとつである。我々はどのような役割りを担っていようとも、個人として、ひとりの人間としてどうか、ということを、常に問いかけておかなければならない。

このことに気付いた僕は一時期、ライブハウスに至るまでの道中で見かけた色々なものをメモにとり、それを発端に連想を広げてトークのネタを作るという作業をしていた。

僕はミュージシャンであるが、それと同時に言葉を発する人間である。これを前向きに受け入れたのである。そうして出来たネタ帳を譜面台の端に置きライブに挑んだところ、ステージを降りた後珍しく会場に来ていた彼女様に

 

「なんか顔つきが気に食わんかった」

 

と言われた。たまにはもう少し優しい言葉も掛けてほしいと訴えようとしたが、車に空を飛べと要求することと同じような気がして、飲み込んだ。

 

598033eb530808f89902a001105630c8

これくらいの覚悟でライブに挑んだ方がいいのだろうか。

 

Information

MooBeaLounge 家口リョウ × 山本優作

 

6.28EVENT

ムード感満載、JAZZ系シンガーソングライター家口リョウと、ビート感満載の踊れるシンガーソングライター山本優作の初のダブルネームイベント。

弾き語り、バンド、インスト、ロックにJAZZにフォークにポップス・・・変幻自在のサウンドワークをたっぷりお楽しみ頂きます。
ゆったりお食事やお喋りの楽しめるラウンジパーティー形式のイベントです。

 

MooBeaLoungeの詳細はこちら

その他のライブスケジュールはこちら

 

メルマガ配信しています。

メルマガ購読・解除

ブログには書けないような愉快な話、不思議な話、熱い話などを、書きたいと思った時にお送りしています。

もちろん、ライブのスケジュールや新しい動画の配信のお知らせなども。

登録希望の方は上記の登録フォームにメルマガを購読するメールアドレスを打ち込んで、「送信」をクリックしてくださいませ。

まぐまぐ!のページに行けばバックナンバー(過去記事)も公開するようにするので、現段階ではまだ一本もありませんが、過去の内容も全て公開しています。

では、メルマガでも会いましょう。登録よろしくね。