先日僕のギター仲間である星野元氏が30歳の誕生日を迎えた。星野氏とは僕が千葉県に在住していた頃に知り合い、お互い背負った憂いにシンパシーを感じ合って、付き合いをさせて頂いた次第だ。
星野氏はいつもゆるいパーマで、縁の厚いメガネという出で立ちである。パーマとメガネがなければ、星野氏と見分けがつかないだろう。その上服とパンツがなければ、ただの変態でしかなくなってしまう。よって星野氏は、服を来てパンツを履きパーマでメガネの変態であると言える。
星野氏は実にとらえどころのない男である。押すでもなく引くでもなく、常に周囲にストレスを与えなないポジションにいて、ゆらりと漂っている。意識しなければ見つけることは難しいが、見つけると「あ、元ちゃんがいる」と妙な安心感と達成感がある。似ている芸能人は、ウォーリーだ。
当時25歳くらいだった我々は、千葉県は新松戸駅の連絡通路に度々集まり、ギターを付き合わせてはアレをやろうコレをしようと様々な企てをしていた。次にやりたい曲を持ち寄り、この曲はこんな風にプレイしようと話し、一発目のライブはあそこのライブハウスでしようと誓い合う、実にクリエイティブな関係であったのだ。その企てが何一つ実行に移されなかったことを除けば、当時千葉で最もクリエイティブな2人であった。
そんな彼ももう30歳である。とても30歳とは思えないほどもの静かだ。おそらく何年も前から付き合っている彼女から、人前で余計な発言をしないように調教されているのだろう。このまま調教が進めば、40歳になるころにはロウソク炎のような静けさを湛えるようになっているに違いない。ウォーリーはますます見つけにくくなる。
ギタリストである星野氏は今忙しい仕事の合間をぬって、Dugongsというバンドでギターを弾いている。YouTubeに動画があったので、貼付けておこう。是非見て頂きたい。バンドメンバーの奥で常にフォーカスから外れ続け、アップになったかと思うと顔がフレームから若干外れている、グレーの洋服の男が星野氏だ。よく見ると動いているから、置物でないことは分かると思う。
Dugongs/暮らし
最後に、星野氏に僕からメッセージを送りたい。氏は未だに僕のブログを読んだり、ライブに足を運びながら、僕の仲間で居続けてくれているのだ。それだけで、どれほど僕の心が救われているか知れない。これからどれほど調教が進み、元ちゃんを探せのゲームが難解になろうとも、僕は彼を見つけ出さねばならない。そんな気持ちを込める。元ちゃん、受け取ってほしい。
ずっと同い年だと思ってました気軽に元ちゃんとか呼んで雑な扱いして本当ごめんなさい。
ギターを構える星野氏。どこにいるかお分かりだろうか。
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今月の試聴曲はカヴァー曲、「アンパンマンたいそう」。
→「らしくないwww」
→「全然フィットしてないwww」
→「全身ムズ痒いwwwww」
と、面白おかしい声が続々と届いています。
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