ギターのコードで指が届かない人必見!指の短い人のアコギ練習方法

こんにちは。
S&Yギター弾き語り教室の山本ゆうさくです。

最近名前をひらがな表記にしました。
この方がなんか、やさしい感じがするかなぁと。
漢字表記でも優作だから「優」の文字は入ってるんだけどね。

さて今回は、手が小さくてギターのコードを上手く押さえられないとお悩みの方向けの記事です。

ギターを弾くにあたって、やっぱり「指が長い」ってものすごいアドバンテージなんですよ。うちの実技担当の柴田先生も、アホみたいに指が長い。あと、関節がめっちゃ柔らかくて、反るったらない。

対して、柴田先生の第一関節くらいまでしか指がなくて、関節の固い僕は、やっぱり彼と比べると、できることは限られてきます。やっぱり、物理的な指の長さって、大きいからね。

とはいえ、です。「柴田先生にできること」と、「僕ができること」は、大きい視点で見れば、そんなに大差ないんですよ。

僕は僕の手指の形が最適化されるように演奏のスタイルを工夫をしてきたし、それが結果的に持ち味にもなりました。逆に、昔自分がギターが上達しなかったことを、指の長さのせいにしてたな…と反省することもあるくらいで。うへへ。

そんなわけで、手指の短い方がギターを楽しむに当たって、知っておくと役立つ演奏のコツをご紹介します。

ギターと手指の位置を調整する

意外かもしれないけれど、ギターの角度や高さ、手指の角度を変えると、かなりの確立でコードが鳴らない問題が解決します。コードによって手指の形は色々変わるけれど、その形によって

・ギターは少し高い方がいい or 低い方がいい
・ネックは倒れていた方がいい or 立っていた方がいい
・指板に対して斜めに手を入れた方がいい or 横から入れた方がいい

とか、色々変わってくるんですよね。


”手抜きコード”を使う

例えば「F」のような初心者の方にとって難易度の高いコードの場合、スタンダードな押さえ方の場合だと人差し指で6本の弦全てを押さえるフォームになるけれど、手抜きコードに変えると、こんなにシンプルになります。



ちなみに、どのコードがどんな風に簡易化できるのかは、あまりに情報が多すぎるので、この記事では語りきれません。色々なギタリストが沢山の情報を発信してくれているので、「ギター 簡単コード」や「ギター 省略コード」といったキーワードで検索をしてみてください。

もちろん、自分で手抜きコードを作ることもできるけど、そのためにはちょっとだけ理論を分かっておかないといけないんだよね。

なお、手抜きコードにもデメリットはあって、それはコードの響きや音圧が犠牲になること。鳴らす弦の音が偏ったり、音数を減らしたりするから、仕方ないね。

とはいえ、簡単にジャカジャカ弾いて楽しむことは問題なくできるから、音が鳴らなくて「ギターつまんねぇ」ってなるくらいなら、どんどん導入した方が楽しくていいっすよ。

指を組み換えてみる

演奏したい曲のコード進行の影響もあるけど、コードを押さえる指を組み換えると新しい押弦感覚がやってきて、急に音が鳴ったりします。不思議だね。



何か妙なことをやってるように見えるかもしれないけれど、意外とプロのギター弾きのみなさんもよくやってます。あと僕はアコギソロの曲も嗜むんだけど、ソロの世界になると組み換え積み替えのオンパレードなんだよね。

まぁでも、これまでに出した2つに比べると対応できる範囲は狭いので、頭の隅に置いておくくらいでいいです。

「正しいフォーム」は、何やかんや、やっぱり正しい

僕がアコギ初心者だった中学生の頃、教則本に載っているコードの押さえ方がどうしても自分の指で出来なくて、ずいぶん苦労しました。先輩もいなくて、誰もこういうことを教えてくれなかったのよね。それでも(モテたい一心で)ギターを弾き続けていたら、ある時偶然音が鳴ったりして。


「え、今どうして鳴ったの?」


って自分でびっくりして(笑)、その時指をどう使っていたのかを必死に覚えようとしたものです。

楽器屋さんに売られている「コードフォーム一覧」みたいな本で語られる「正しいフォーム」は、やっぱり正しいんです。上手い人達の言うことはちゃんと聞いた方が、自分が上手くなるまでの時間が短縮できます

一方で、物理的な事情で「正しいフォーム」が実践できないことも、やっぱりあるのよね。そんな時は、できないことを無理してしようとせずに、素直に回避策をとればいいと思うんです。

ただ冒頭でお話しした昔の僕みたいに、「自分の指が短いから」という理由をでっちあげて、コードがきれいに鳴らせない悲しさを紛らわせる…なんてことが起こり始めると、話しがややこしくなってきます。

練習の本質は、自分のできないことと向き合い続けることだと思うんです。

あなたが事実と向き合う勇気を持っている人だと信じています。

僕たちのギター弾き語り教室では、その辺の手指の事情を加味しつつ、今回ご紹介したのとは別のアプローチでギターが弾けるようになることをサポートします。

柴田先生は手抜きコードで弾き語りができた!という事実を作りテンションを上げつつ、その隙に「正しいフォーム」の練習をぶっ込む天才なので(色々な天才がいるものです)、ぜひ頼ってください。

それでは、今回はこの辺で。

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