弾き語りがなんかしんどくなった時にやってみてほしいこと

ゆうさく
この前念願のコンデンサーマイクを買ったんだけど、湿気に弱いらしいっていうことをその後知って、一気に緊張感が高まっている。

弾き語りを続けていると、遅かれ早かれ見えない壁にぶつかります

Fが鳴らない、とかじゃないんです。これは難題だけど、見えている壁です。

見えない壁というのは、なんかつまんない、微妙に上手くいかない、そういった漠然とした不快感です

中々苦しいですが、原因はシンプル。ずばりインプット不足です

実は音楽には、聴こえる音しか弾けないという、絶対の法則があります

漠然とつまらない時や、何をすればいいのか分からない時は、次の課題となる音が聴けていない時にやってくる感情なんです

だから対策はひとつ。それは音楽を深く深く聴く、ということです

まだ聴こえていない音、指使いや、息づかい、間の取り方や響かせ方は、本当にまだまだいっぱいあります

それを見つければ壁は見えてきます。見える壁なら乗り越えられるというもの。ぜひ音楽を深く聴くことに挑戦してみてください


例えばお料理。毎日いただく普通のお料理でも、意識的に味わわないと、どんな味付けがされていたり、具材が使われているのか、分かりませんよね。すると、その料理を自分で作ろうと思っても、作れない。何が使われてるのか分かってないからね。

音楽も同じで、どんな音が、どんなタイミングで、どんな風に使われているのかが聴こえていないと、それを再現することってできません

これは単純にバンドや打ち込みの音を全て聴く、ということではなくて。

例えばボーカルがどのタイミングで息を吸っているのかとか、どこでどれくらいのビブラートを掛けているのかとか、どのタイミングでどう音を止めているのかとか。口や喉の開き方や歌詞への感情の乗せ方、呼吸の深さや響きの作り方など、ひとつの音の中にも、凄まじい量の情報が含まれているんです。

全ての音の、そういった情報をチェックする必要はありません。ただ、今よりももう一歩深い聴き方をしようとすること。今よりもちょっと多めに情報を収集するつもりで音楽を聴くこと。

こういうことを続けていると、少しずつ音楽が深く聴けるようになってきます。どんどん楽しくなってくるので、ちょっとずつ、ちょっとずつを重ねていってくださいね。

それでは、今回はこの辺で。また次回!

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